中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年6月15日

(平成22年6月15日(火) 9:48~9:55  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議が、いつもどおりの案を処理をいたしました。その中で、私は防災に関してとった措置の概要及び平成22年度の防災に関する計画ということについて私から発言をいたしたところでございます。
 男女共同参画社会、消費者事故等に関する情報、科学技術の振興、それから科学技術の振興に関する科学技術担当発言、それから21年度エネルギーに関する年次報告等々が行われまして、閣議が終了いたしました。
 閣僚懇では、文科大臣から「はやぶさ」の帰還について報告があり、それぞれおめでとうという言葉が述べられたところでございます。
 国家戦略担当大臣と総理大臣から、新成長戦略について御発言がございました。各閣僚に対しての格別の協力要請があったところでございます。
 それで大体終わったわけでありますが、自見さんから格別に御発言があり、11日の両党間の党首の合意文書をお配りになられて、こういうもとで連立をやって頑張るので、よろしくという御発言でございました。
 総理から、23日、沖縄に入る前に、仲井真知事が今日お訪ねをいただくという御報告や、それから沖縄の基地問題について、これからも官房長官を中心に発言を通じていくので、御協力のほどをというお話があって、閣議を、閣僚懇を終了したところでございます。
 私から、警察といたしまして、かねてから取り締まりを強化すると言っておりました、北朝鮮への迂回輸出の件で、本日、山口、兵庫両県警におきまして、山口県下関にあります貿易会社の経営者2人を逮捕した、こういう報告があったことを発表させていただきたいと思います。
 なお、大相撲の件につきましては、当局において暴力団とのつながりのあるような賭博について、やはり徹底的な調査を行う、こういうことで報告を受けているところでありますが、具体的なことについては、私どもは関与をいたしておりません。
 一日も早い浄化が行われて、国民に愛される大相撲として御発展をいただくように、文科大臣等々とも、これからも十分連絡を取り合っていきたいと考えています。
 以上です。

2.質疑応答

(問) サッカー日本代表が昨日カメルーンに勝ったんですが、感想と今後の期待をお聞かせください。
(答)昨日、最後まで見ておりました。いい試合でした。日本が久しぶりにゴールを決めたところを堪能しました。またこの後も組織的なサッカーを繰り広げて、ぜひ決勝リーグへ行ってほしいと思っています。
 どうも日本の今までの試合というのはバックパスばかりだったんですが、きのうは珍しく、前へ前へとパスをつないで、パスカットされて危ないときもあったけれども、積極的にスピードあふれる攻守だったと思っています。
 以上、素人評論終わり。
(問)NHKの週末の世論調査で、菅内閣の支持率が61%と、各社軒並み6割程度の支持率と言っているんですが、こうした原因、理由をどう分析されているかということと、今後、こうした国民の期待にどのようにこたえていくというような大臣の御決意をお聞かせください。
(答)国民の皆さんも、政権交代をやはり一遍にできることと、長い目で日本が変わること、2つの面で御期待いただいていたと思うんです。その御期待を違う面で裏切り続けてきたという感じに受けとめられてきた。そこの説明を十分できない中で、政策実行をやってきたと。国民の皆さんは、その政策実行をする前に、とにかく身ぎれいにしろと、説明をしろと、こういうお考え。
 それに対して、お二人はきれいに、またぎりぎりのタイミングで身を処された、しかも短期間に新しい内閣をつくって、蓮舫さん以下新しい人材が思い切って抜擢された。このことによって、もう一度、では期待してやろうという大変ありがたい空気になっていると感じています。
 昨日も三重県出身の国会議員と会食をいたしましたが、そこでも候補者を含めて、大変空気が変わってきたという、それぞれの話がありました。この期待を裏切ることのないように、政策実行においても、選挙準備においても頑張っていきたいと考えています。

(以上)