中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年5月14日

(平成22年5月14日(金) 8:33~8:40  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は閣議の案件がそれぞれ処理をされました。岡田さんが明日からの日中韓外相会議に出張されるということもございました。ほかは余り取り立ててございません。
 福島大臣から高齢社会白書というものが出されることについて御発言がございました。
 内閣総理大臣からゴールデンウィークに行われた閣僚との海外出張、それぞれ担当以外にいろいろな形で鳩山内閣の決定に従って働いていただいたと。横断的、戦略的に取り組んだという御報告でございまして、私もオーストラリアで捕鯨問題について発言を続けたという御披露がございました。
 それが終わりましてから閣僚懇に入りまして、仙谷さんからB型肝炎についての和解問題、現況のお話がありました。
 また、原口さんから新規採用の抑制問題について最終的な詰めを行っているもので一層の協力をというお話がございました。
 私ども警察庁や幾つかの省庁と、まだ事務方で十分詰まっていないということのようでございます。私どももかなり協力はしているわけでございますが、例えば皇宮警察なんかも一律に削除というのが出てまいりましたが、皇宮警察においてはかねてからもうぎりぎりの人数で宮内庁の御要請もありまして、目立たぬような警護ということになっていますから、これ以上数を減らすわけにはいかないということで、これは別枠ということにしていただいたり、いろいろな工夫をする中でやっていただいておりますが、まだ最終的に詰まり切っておりません。昨日の公安委員会でもこういう話が出まして、公安委員の皆さん方の御理解のもとに事務方同士で折衝するということでございまして、週を越すというところまで折衝が行われると考えています。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 先ほど御発言、オーストラリアでの捕鯨問題についての御発言の御披露と、これは。
(答)これは法務大臣との懇談の場で私のほうからシーシェパードの代表者の逮捕状が海保から出されたと。それが警察庁に回ってくると。警察庁に回ってきたら、これをインターポールに国際指名手配という形で要請をしなければならない。捕鯨についてはそれぞれ議論のあるところだし、考えの違うところだけれども、しかし、暴力行為、また船に対する破壊行為というのは許せるものではない。従って、私どもは厳正に対応していく。オーストラリア側も御協力をと、こういうことを申し上げて向こうの法務大臣からも「そのとおりだ」と、オーストラリア側も暴力行為についてはこれを断固許すことがでなきい。日本側とできる限りのシーシェパードの代表者の指名手配、こういったことについて協力をしたい。またこれからもこういうことについては、一致して対応したい、こういうお話があったと、これを受けてのことでございます。
(問)小沢幹事長のお金の関係なんですが、小沢幹事長は、昨日も会見で「国民にしっかりと説明することで、理解と支持を獲得もできる」と述べられて、政倫審などで「事実関係を説明したい」、「潔白を証明したい」という意向を示されたのですが、いろいろな面から今になってという声も、指摘もあるんですが、大臣として、どのように受けとめられているのでしょうか。
(答)何か野党側の方はめちゃくちゃ言われておりましたが、そもそも政倫審を開くには委員8名以上の要求がなければ政倫審は開けない、こういうルールになっているわけです。このルールをおつくりになったのは自民党、公明党さんでございますから。今現実には自民党、公明党を足しても8名いない、メンバーが。したがって、小沢さんが名乗り出る以外には開きようがない、こういう状況であったわけです。幹事長も党内の公認手続等の作業が一段落済んで、いよいよこれから本格的に国会の終盤と、それから選挙に向かうと、こういう状況の中で、この3度目の事情聴取等をお受けになると。それをあわせて国民に御説明されると、検察審査会の御決定について国民の御決定ですから、これに対して新たなステップとして、みずから政倫審で発言をされると、質疑・応答を受ける、結構なことだと思っています。これからも積極的にいろいろなところで説明をいただけたら、これほどうれしいことはないと思っています。

(以上)