中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年2月19日

(平成22年2月19日(金) 8:39~8:45  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は、閣議の前に公務員制度改革の会議が行われまして、原案どおり、新しい法案がつくられたところでございます。
 その後、閣議に入りまして、閣議の中身そのものは、短い閣議でございました。
 閣議終了後、枝野大臣が初めて発言いたしまして、内閣における憲法解釈の責任者としてやっていくので、各省庁、法制局の意見も聞きながら、何か問題があれば自分のところで調整して閣議で決定していきたいのでよろしくという御挨拶がありました。
 また、総理から珍しく御発言があって、原口さんが発言された地方分権について、とにかくまだ緒についたばかりだけれども、内閣の新しい方針の一丁目一番地であるから、これを徹底してやっていくことによって諸課題の解決に結びつけていきたいという、強い地方分権等についての御決意がございました。
 その後、二、三の議員の皆さんから、党で今、議論されていると言われております政調あるいは政策決定のあり方ということについて、幾つかの議論がございました。官房長官がこれを受けて、こういうことを議論する場を内閣でまた新たに設けて、党側とも相談しながら方向を見つけていきたい、こういうまとめてで終わったところでございます。
 今日は、地方の公聴会があるようですので、私も埼玉のほうへ出かけまして、午後から県警本部長、そして埼玉県公安委員会との懇談会、それから知事がお越しいただくということですので、知事との簡単な会談を午後から行ってまいりたいと思っております。
 なお、明日は茨城の県連のパーティーに出てこいというので出ていきますが、終わりましたら時間がありますので、県警本部長と茨城の公安委員長とで簡単な夕食をしようではないかと予定しております。茨城の県警本部長は、この間まで会務官をしておった杵淵君ですので、久しぶりに会おうということになりました。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 公務員制度改革についてお伺いしたいのですが、今回の改革案では事務次官から部長級まで同じクラスとして使って、弾力的な人事を行うということなのですけれども、これは政治主導につながるものだというふうに大臣はお考えかということと、十分なものかといったことも含めて、大臣の所管をお聞かせください。
(答)私どもは、公務員の皆さんにきちんとお働きいただく、それも定年まで安心してお働きいただく。それから、順送り人事ということではなしに、信賞必罰の人事をやっていこう、こういうことを含めて、かねてから論議をしてきた問題であります。それを、こういう発足以来5カ月という短期の間にまとめ上げられたということは、非常に改革のスピードも増してきたと考えています。今回の幹部人事の一元化というものが、公務員の皆さんにとって大いなる意欲をかき立てるものであるように、また、省益というものを越えた国民に対する奉仕ができる公務員制度であるようにと、私どもは努力していきたいと考えています。
 警察は、この人事の外にあります。併せ申し上げておきます。

(以上)