中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年2月16日

(平成22年2月16日(火) 8:49~8:55  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣議は、いつものように一般案件や国会提出案件や法律案、政令、人事等が諮られて決まりました。あと、官房長官から、閣僚懇での発言について、記者会見は十分慎重におやりいただきたいという要請がありました。これらを含めて、幾つかの議論が行われたところでございます。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 今日、金正日総書記が誕生日ということなんですが、拉致に関しては日朝間はまだ交渉等々ない、まだこれからというところですけれども、今後の拉致の解決に関して、大臣のほうから北朝鮮に対してメッセージか何か。
(答)同い年生まれでございます。幾つもの情報等が幅広く寄せられて、それらを一つ一つ、できる限り追跡して、確認をさせているという状況にあります。
 北朝鮮との間をどうだこうだという話は幾つもございますが、本当にそれが向こうの金正日氏のところへ届いているのかどうかを含めて、これも確認をしながら慎重にやっているという状況です。それ以外、そうとりたてて御報告することはありません。焦らずにやっています。
(問)あともう一つ、官房長官の「閣僚懇の記者会見は十分慎重に」というのは、これはあんまり中身をどうこう……。
(答)従来から言っていますが、改めて言ったんでしょう。
 昨日、彼は何か、大阪へ飛んで情報が漏れて、相手に御迷惑をかけたというんで断りに行ったから、彼自身、身にしみている発言だろうと思って聞いていましたがね。
(問)大臣は昨日、総理に面会をされたと聞いていますが、お話としては。
(答)別に中身は何もありません。
 ただ、話の筋を言いますと、先週、警察庁長官のところへ「治安について報告をしてほしい」という要請があって、長官から僕のところに問い合わせがあって、僕は総理や官房長官に確かめたら、二人とも知らんというので何なんだと、こう言っていましたら、今週土曜日に大田区の方へ総理は視察に行かれると。何か、どこかの小学校を見て、それから大田区の方へ入られるということですが、そこで防犯の過般、国家公安委員長表彰をさせていただいた団体の皆さんと、少し懇談会をやると、そういうことで現在の地域の防犯、民間団体の数がどうだとか、どういうことをやっているんだとか、そういったことを含めて、治安全体の御報告を欲しいということであったようでございます。どうぞ大臣も御一緒にと言ったら、御相伴にと。
 特に、だけれども私のほうから、東アジア共同体ということを総理は提唱されているわけですから、ユーロポールとか、あるいはASEANポールとか、それぞれの共同体で少し犯罪に対して共同の情報ネットワークだとか、あるいは人員の配置とかいうことを進めていることを説明させて、特に今、中国とは犯人引き渡し条約の締結のスタートを2月からしていただいているわけですから、これは大急ぎで、特に東アジアの共同体のまず第一歩として、イーストアジア・インターポールみたいなことを考えたらどうですかというような説明も、長官からお願いをしたところでございます。

(以上)