中井内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成22年2月5日

(平成22年2月5日(金) 17:56~18:08  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 こんばんは。予算委員会が遅れましたので、それにつれて閣議前に行われました安全保障会議、それから、閣議、それから今、自殺対策会議と少し時間食い込んで終わったところでございます。
 安全保障会議におきましては、ハイチへ国際平和協力業務を行うということで、350人防衛省の職員を、隊員を派遣すること等が決定いたし、閣議でこれを了解したところでございます。
 閣議では、このハイチの協力について、それぞれの大臣から御発言がございました。
 また、環境大臣から契約の推進に関する基本方針の変更ということで発言がございました。
 また、沖縄及び北方対策、前原大臣から2月7日の北方領土の日についての発言がありました。
 そして、総務大臣からも社会資本の維持管理及び更新に関する行政評価・監視─道路橋の保全等を中心として─ということで発言があったところでございます。
 終わりまして、自殺対策の会議がございまして、案はそれぞれ了解されましたが、何人かの大臣からうつ病対策、あるいは官僚に、公務員に自殺者が多いんではないかという中で、警察の名前まで挙がっておりましたが、そういうことの御意見、あるいは多重債務者に対する対策、そういったことも多角的にやるべきだというような意見等が出たところでございます。
 参議院の委員会でも、少し厚労大臣から指摘がありましたが、鳩山内閣が誕生しましてから去年より少し自殺者が減っていると、こういうことを機会にさらに3月の重点月間目指して自殺者が一人でも減るように、みんなで対策を講じていこうということになりました。
 菅さんが今日から7日まで海外へ出られるということであります。
 以上です。

2.質疑応答

(問) 昨日、小沢幹事長が不起訴で石川議員が起訴というこということになりました。
 それについての大臣の受け止めと、あと、小沢さんと石川さん、今後の出処進退について大臣なりのお考えあればお聞かせください。
(答)幹事長は主張どおり罪なしということで決定をして、結果が出てよかったと率直に思っています。石川君が起訴されたということは、仲間の国会議員として大変残念なことだと、また同時に厳粛に受け止めなきゃならないと考えています。
 当人の出処進退については、当人が判断をするんだろう。閣僚としては慎んでいきたいと思っています。
 小沢さんの問題については、これは小沢さんが十分御判断なさった。幹事長職を全うすると言われていますから、全力を挙げて参議院選挙に向かって、御準備をいただきたい、また予算の期日内成立に向かって党を挙げての体制をつくるために頑張ってほしい。こう思っています。
(問)今日、閣議で法案の決定とかは特になかったんでしょうか。
(答)法案の決定はなかったようには思っていますが……法律案、決定はありましたが、政府の政策決定過程における政治主導の確立のための内閣法等の一部を改正する法律案。
(問)それは決定というか、了承。
(答)はい。法律案、決定でございます。
 ごめんなさい、所得税法、あるいは租特等も決定をされています。すみません、報告が漏れていました。大事なことで、私のところも多分政務官来るかどうかの瀬戸際ですから。
 それから、今日は皆さんの御協力のおかげをもちまして、いわゆる可視化の研究会、捜査の高度化、近代化を進める研究会、無事スタートしていただきました。
 大変いいメンバーでお集まりをいただいたと思っています。あいさつをして、自己紹介を聞いて御無礼をしたんですが、自己紹介だけでも皆さん可視化についての意見や捜査手法の高度化、近代化について、それぞれ違った立場からの御意見があって、おまとめいただくのは大変難しいかなと思っておりますが、しかし口をそろえて、今の捜査手法は限界だと、非常にいいぎりぎりのタイミングで研究会をスタートさせたとお褒めの言葉もいただいて、私なりにありがたかった。どのくらいかかるかわかりませんが、幅広く意見をお聞きいただいて、そして集約をしてほしい、こう考えています。
(問)昨日の参議院の決算委員会で、大臣、例の3項目の基本方針を外す質疑に関連して、過去の日朝交渉で、よど号犯の問題等の厳しい交渉があったというふうにおっしゃっていますけれども、今日は何か安倍元総理がそれについて事実関係としてそういったものはないと批判されていますけれども、それについていかがでしょうか。
(答)よど号事件の犯人を帰すことで手打ちをしようとした動きがあったことは間違いないですね。それが犯人、実行犯の引き渡しということになっては、僕らは困ると前々から主張していました。
(問)関連ですけれども、よど号犯の中で犯人を帰すことで手打ちを図ることがあったということなんですけれども、それは大体いつ頃の時期を指して大臣は話をされているんでしょうか。
(答)ここ数年の日朝間の6者協議での交渉は大体そういう方向でいっていたんじゃないですか、口には出さないし、正式には否定されるんだと思いますがね。僕はそう感じておりましたし、そうも間違いないことだと思っていますが。
 産経さん、僕、昨日厳しいよど号事件をめぐっての質疑応答があったって、そこで厳しいという言葉を使った記憶はないな。
(問)難しいとおっしゃった。
(答)そんな難しいも使わないな。産経さんは特に注意して書いてくださいね。
 悪いけれども、違うことばかり書かれてもらったら困るからな。
(問) 研究会ですけれども、全面可視化をしていただけるかと思ったら、何か……
(答)全面可視化だと言っているよ、中で。
(問)研究会自体をですね。
(答)そのために何をやるかという研究会ですよ。
(問)ごめんなさい、我々の傍聴とかを。
(答)そういう意味。それは委員の先生方でお決めいただくことで、僕は判断することではないから申し上げています。
(問)結局、その……
(答)どういうふうに決まったの。
(問)終わった後にレクチャーしていただける。
(答)そう。それはいいわ。それも一つのやり方で、また座長に聞いておきますよ。

(以上)