仙谷大臣記者会見要旨 平成22年4月16日

(平成22年4月16日(金) 8:43~8:48  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。御苦労さまです。
 閣議について御報告申し上げることは、新成長戦略について、私のほうから閣僚懇でお話をさせていただきました。各省庁から出てきているものは、ちょっと小ぶりでエッジのきき方が小さいと。鳩山政権は「官を開き、国を開き、未来を開く」というコンセプトの下で成長を図りたいということでありますので、そういうコンセプトで未来の成長への具体的な処方箋を打ち出してほしいと。全閣僚が一致団結して、このような大目標に向かって汗をかいていただきたいということをお願いしました。
 それから、来週から私も入って、古川国家戦略室長が政務レベルのヒアリングをするということでございます。成長につながるインパクトのある施策や制度改革を御検討、御提案いただきたいと。それから、今まで提出していただいた施策についても、国家の成長戦略としてふさわしいものに限って提案をしていただきたいと。成長戦略に盛り込む施策については、GDP等への経済効果や雇用効果等を明示するということにしておりますので、ヒアリングの際に御提示くださいということをお願いいたしました。
 以上です。御質問をどうぞ。

2.質疑応答

(問)成長戦略について、総理から御発言はありましたでしょうか。
(答)今日はございませんでした。
(問)本州・四国の高速道路の関係なんですけれども、仙谷大臣の発言以降、党内からもいろいろと声が出ていますけれども、これについてのお考えというのは。
(答)僕は党内の発言というのは新聞紙上で断片的にしか知らないので、議員の声とか思いというのは、それなりの地域的な事情や、あるいは公共交通についての御見識に基づいてのものだろうと思います。特に四国の若い議員の皆さん方が今日前原大臣に会うという話を聞いておりますので、よく事情を聞いていただけたらと思います。
(問)普天間の問題なんですが、5月末の決着に向けて、政権を揺るがす課題にもなっていると思いますけれども、現在の状況を大臣どのように見られますか。
(答)私は普天間の問題、もうほとんどタッチしていないんで、コメントする資格もありません。ちょっとそのことはコメントは差し控えます。
(問)成長戦略の件で、政務のヒアリングをやった後の詰め方というか検討のスケジュールを教えていただきたいんですけれども。
(答)金目の話と規制絡みの話ということになろうと思いますが、そこは刷新会議のほうで問題にしていただく部分もあれば、財務・金融当局とのそれなりの見込みを念を入れて打ち合わせをする部分もあると。ただ、戦略自身は私どものほうでつくり上げる必要があるわけですから、それはよくお話し合いをした上で、戦略としてはこうだということをそれは5月中旬、あるいは5月の下旬ぐらいまでには目途をつけたいと思っていますけども。
(問)政務レベルの交渉というのは、副大臣レベル、それとも状況によっては大臣レベルで。
(答)私や古川室長が主宰するということですから、相手方は大臣も出てこなきゃいかんのですよ。
 今日はお寒うございますので、ひとつ皆さんお体には気をつけて。

(以上)