泉大臣政務官記者会見要旨 平成22年1月8日
(平成22年1月8日(金) 12:14~12:27 於:内閣府本府庁舎5階522会見室)
1.発言要旨
新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
1月8日ということで政務三役会議ですけれども、まず今後の姿ですけれども、仙谷大臣が国家戦略担当になったということで、今まで行政刷新と国家戦略の三役会、基本的には分けてやっていたわけですけれども、もう一本化をしていこうと。その中で案件によって出入りがするような形になるんじゃないのかということでやっていこうということになりました。今日は津村政務官、そういう意味でもともとの行政刷新部門での政務三役会議ということで津村政務官は来られていませんでしたけれども、今後は津村政務官も入った形で仙谷、古川、大島、津村、泉という形でやっていくと。多少前半、後半で分かれたりはするのかなとは思いますけれども、ということになります。
昨年末にブリーフィング、私がということになって、国家戦略のほうは津村さんということだったんですが、めでたく一本化されたということで古川さんがリアルタイムにできるということになりましたので、また改めて一本化されて古川さんが記者会見という形に多分なるのかなという気がしますけれども、そういう形で短い間お世話になりました。ありがとうございました。
国家戦略スタッフミーティングは、多分また別個に、それはそれでやっていくという形になるのかなと思います。
行政刷新会議のほうですけれども、今度また行われますけれども、これからは少しペースアップをしながら月2回程度やっていくことになるのかなということが話し合いをされました。行政刷新会議の中に規制改革の分科会、これを設置をしようということになりました。やはりこれはもう仙谷大臣が国家戦略の担当になる以前からの話ですけれども、やはり規制改革というのは密接に行政刷新とかかわってくると、さらには国家戦略ともかかわってくるというのは先日来議論がどんどん進んでいましたんで、正式に行政刷新会議の中の一分科会として規制改革を置こうということになりました。
これまで、規制改革の分野で御尽力いただいていました草刈議長を始めとした主要メンバーの皆さんにはそういったところの中にお入りいただいて、引き続き規制改革の任を担っていただきたいという方向性で今考えているところです。
そして、案件は数多くありますので飛び飛びになりますけれども、仙谷大臣がかねてからやりたいというふうにおっしゃっていました情報公開法について、これを是非進めていきたいということで、今職員の声担当室がありますけれども、そこを事務局として進めていくという話がなされました。これもそういった形で本格的に進めていこうというふうに考えています。
あと体制の話に戻りますけれども、枝野補佐官も恐らく今後この政務三役会に官邸との連携役という立場も含めて、ほぼ常時お入りいただくような形になるのかなというふうに思っています。さらに言うと仕分け人の7名プラス5名のチームですけれども、分野が数多くありますので、できればそれぞれの分野にそれぞれの方におつきいただくような形をつくる方向で、まだ誰がどこというのは全く決めていませんけれども、そういう方向で考えたいというふうに思っております。
あと公益認定に関しては、昨日大臣と私で委員の皆さんとお話し合いを、懇談をさせていただきました。その中でいきますと、やはり今の公益認定のペースが非常に遅い状況があると。またあと各種財団法人や社団法人の皆さんからは申請がいろいろと厳しい面もあると。事務手続が煩雑だという声もありますので、ここを何とか工夫できるように公益認定の委員会のほうの皆さんには御協議いただきたいということで、今日公益認定の委員の皆さんはお話し合いされているのかなというふうに思います。そちらのほうも何かしら検討していただく方向で進めているという状況です。
あとは大体そんなところですかね。
以上、まずはそれで終わりまして、あともし何か質問があればお受けします。
2.質疑応答
- (問)情報公開法の件なんですけれども、大臣のほうから何か具体的にこういうイメージとか、こういうふうなことをやっていきたいというお話はありましたか。
- (答)いや、まだなかったですね、そこまではなかったですね。ただ、非常に自分としてはやっていきたいので、今まで行革の事務局のほうで一応組んでやっていこうかという話もあったんですけれども、職員の声の担当室自身も非常に自分たちがやりたいというふうに手を挙げてくださっているので、そこで精力的にやっていくという形で進めていきたいと思います。
- (問)何か検討チームつくるとか、そういうことはあるんですか。
- (答)多分今後やっぱりそれはあり得るというか、多分そうなっていくんじゃないかなと思いますけどね。
- (問)そういう話もされたんですか。
- (答)まだ具体的に人がどうこうというのは全くされていないです。
- (問)してないけど、そういう感じで。
- (答)はい。
- (問)情報公開法、問題意識としては、これは余り開示が進んでいないというところに。
- (答)やっぱり大臣としてはそうでしょうね。国民と行政が適切につながっているという実感を多くの国民の皆さんにまだ持っていただいていないんじゃないかという認識はあると思いますね。
- (問)行政不服審査も検討チームを総務省とやるというお話でしたけれども、あれはあわせてやるような形になってくる……。
- (答)刷新会議というか、仙谷大臣と総務省はやっぱり連携をしてやっていただく必要はあるかなと。
- (問)情報公開法もあわせて……。
- (答)完全にあわせてになるのかは、ちょっと今日は話し合いはされませんでした。
- (問)じゃあ、刷新会議の下に置くというイメージでいいんですかね。
- (答)情報公開?
- (問)ええ。
- (答)各大臣の了解を例えば得た、得ないという話でいうと、そこは例えば……。刷新会議のもとというか、大臣のもとという、今のところでは大臣のもとですね。刷新会議のもとではなくて。
- (問)規制改革の分科会の件は、火曜日の行政刷新会議で承認される予定ということですか。
- (答)そうですね。
あともう一個公共サービスですけれども、公物管理だとか庁舎管理だとかいう問題がありましたけれども、これも大臣なり、場合によっては行政刷新会議、総理の議長としたところの中で諮っていく、そういう中でということも検討を今日はされたんですけれども、一方で官民競争入札の監理委員会というのは行政刷新会議とはまた独立した場所でもあるので、そういう形としては今回は決まらずに、行政刷新会議の中でやるという形では決まらずに、ただ恐らく何らか閣議決定的にお墨付きをしっかりとして、各省庁に対して公共サービスの改善を申し入れというか、勧告というか、そういう形で臨んでいこうということも話し合われました。 - (問)事務的で恐縮なんですけれども、規制改革会議は一応3月一杯までですよね。それはだから、もうその前に廃止するという……。
- (答)多分そうなると思います。
- (問)実質休眠というか、やめている状態ですけれども。あのメンバーがそのままそっくり分科会ということでいいんですか。
- (答)あのときタスクフォースにかかわっておられた方々もいっぱいいますので、全員がということじゃないですけれども、主要メンバーは中心にということですね。
- (問)分科会長は草刈さんがそのままやられるのですか。
- (答)今2つあって、分科会長という形がそもそもあるか、ないかというのはまだそんなに決まっていないんですけれども、ボードのメンバーの誰かも入れるべきじゃないかと、その分科会の中には。という話もあるので、仮に会長に誰かをという話になったときに、どちらがやるんだみたいなところはまだはっきりしていないですね。その分科会の下に恐らく前で言うとタスクフォースみたいなものが案件ごとにぶら下がっていくというイメージですね。
- (問)そういうことであると、要は今までとそれほど変わるという、事務局体制が変わるとかそういうわけでもないというような……。
- (答)絵的にはそんなに変わらないかもしれないですね。ただ、議論は尽くされているものもたくさんあるので、これからは行政刷新会議のもとで各省庁とやはりある意味政治主導でどんどん結論を出していこうというふうな姿勢は変わっていると思いますね。今までやっぱり公共サービスにしろ、規制改革にしろ、なかなからちが明かないものがたくさんあって、内閣府側からは各種提言はするんだけれどもという状態が続いていたんで、そろそろそういうお互いに押し合いへし合いをやるような状態を脱して、結論を出していこうという形に姿勢は変わっていくと思いますね。
- (問)そういう意味では分科会で議論をしたことをそれを政治家メンバーが入って行政刷新会議がオーソライズするということが、要は今のくくりよりは実行力があるという。
- (答)正に、もしかしたら、その分科会の中にさっき言った仕分けメンバープラスファイブみたいなものがそれぞれ担当で入っていただいて、各省とやり合いをしていただくということはあり得るかなと。
- (問)細かいんですけれども、事務局の規制改革推進室ですけれども、それも行政刷新会議の事務局の中に移しちゃうんですか。
- (答)そこまではまだ。事実上一緒に働いてはいますけどね。
- (問)国家戦略室のほうなんですが、今日の政務三役会議で今後の具体的な課題になっている中期財政フレームとか、成長戦略の具体化の検討のスケジュールとかについて確認とかは。
- (答)一応、今日は名目としてはというか、メンバー的には行政刷新の側でやりましたので、余り具体的な国家戦略の中の話というのはしなかったですね。
- (問)規制改革なんですけれども、仙谷大臣から具体的な何か、例えば幼保一元化のお話だとか、そういった話というのはありましたか。
- (答)行政刷新会議の中でまたペーパーは出てきますけれども、大臣は戦略担当になったということもありますけれども、グリーンイノベーションですとか、ライフイノベーション、医療・介護みたいな分野だとか、従来言っていた保育の分野だとか、やっぱりそういうところに非常に関心をお持ちで、そういったところをやはり先行して取り組んでいきたいということは言っておられました。
あとはもう皆さんに伝わっていますけれども、国民の声が1月18日からだということで改めて。
あと細かい話ですが、今これカーテンになっていますけれども、行政刷新と国家戦略の文字をロゴ化したものをつくって、恐らくいずれこのバックにもそういうものが使われたり、レターヘッドに使われたりみたいなことも始まるかなというふうに思います。
以上でございます。
(以上)