林 芳正 内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月21日

(平成21年7月21日(火) 9:22~9:30  於:記者会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。お待たせいたしました。
 官房長官が会見でも明らかにされていると思いますが、今朝の閣議では解散の署名を我々はいたしました。したがって、今から順を追って手続が進んでいくものというふうに思っております。
 私の方からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)まさに今のお話にあったように、解散が閣議決定されたということですが、現在の御所感というのをお聞かせください。あわせて、衆議院選の投開票まで今回は40日間と割と長目かと思うんですけれども、改めて経済財政運営の政治空白というのを生じさせないためにどうすべきか、それをどういうふうにお考えかというところをお聞かせください。
(答)解散については、冒頭申し上げましたように、先ほどの閣議で決定をされましたので、今から手続は進んでいくと思います。衆議院の任期ももう満了に近いわけでございますので、国民の皆様の信を問うという決断を総理がされたということでございますので、私の場合は候補者ではありませんが、党の一員としてしっかりと、特に政策を訴えて、中身を勝負をしていきたいというふうに思っています。
 それから、政治空白というような懸念を持たれないように、しっかりと今の職責を果たしていって、今経済は随時申し上げておりますように正念場でございますので、しっかりと運営をしてまいりたいと思っております。
(問)内閣と政党の支持率なんですが、週末、うちは朝日新聞ですけれども、幾つか世論調査がありまして、自民党の支持率も非常に低くなっています。内閣の支持率も2割を切っているという新聞社もありますが、それぞれ支持率がかなり低くなっている理由についてどういうふうにお考えなのか伺いたいんですが。
(答)これはいろいろな調査に一喜一憂してはいけないと思いますが、この一、二週間というのは、特に都議選の応援に参りまして、支援者の方からよくお話があったのは、やはり党が一致団結をして戦う姿勢というものがちゃんと伝わってこないという御指摘がありました。ですから、やっぱりその中でごたごたしているというような印象を外に与えてしまっているということは、一つ反省をしなければいけないと思っておりますので、今日を反転攻勢の日にして、一致団結して戦っていくということを肝に銘じてやっていくべきだというふうに思っております。
(問)今日は両院議員懇談会ですけれども、総理が出られると思いますが、都議選について国政と関係ないという発言について、いろいろな反発も出ているようですけれども、この点について大臣はどういった総括が総理から必要だというふうにお考えでしょうか。
(答)これは総理が御自身でいろいろと考えられたことをおっしゃると思いますので、私からは、これは両院議員懇談会ですから、総理としてというよりも、総裁としてどういうふうにおっしゃるかということでございますので、きちっと総括をした上で、先ほど申し上げましたように、みんなが一致団結して戦おうと、敵は外にいるんだということになるように、しっかりと言っていただきたいというふうに思います。
(問)2点ほどあるんですが、1つは景気対策というか、経済対策その他について、なかなか理解が広まっていないような気がしますけれども、この点、大臣は就任してもう3週間弱たっていますが、なぜ国民に理解が広まらないというふうにお考えですか。
(答)やはり諮問会議をこの間開いたときも、効果の検証というのを3つのうちの1つでやらせていただきましたが、個別に御説明をすると、ああそうかということは結構あるんですね。私もこの週末地元入りをしておりましたが、それはパッケージとして、例えばエコポイントというと御存じない方はいらっしゃらないと、またエコカーといってもCMでよく見かけていると。そういったようなものがトータルでこのパッケージになっているというところが、なかなか伝え切れていないなということがあります。
 これは私が随時申し上げていますように、すぐ出ていくものと、それから比較的消費者に近いところで政策が出ていくものと、それから例えば二次医療圏の地域医療の再生のような今から出ていくもの、計画が今から具体化するもの、これは諮問会議で高知県の例を取り上げましたけれども、あの例にしても手続きを経て今から出てくわけでございます。ですから、そういったものがいろいろたくさんありますので、なかなかトータルとしてこの全部が伝わるというのが難しいところがありますので、これは今後も努力をしていく必要があるというふうに思います。
(問)解散の署名に当たって、大臣は何か意見とかそういったことはおっしゃいましたでしょうか。
(答)特に何も申し上げておりません。
(問)今日、会見が相当遅れましたけれども、閣議とかの時間、あるいは閣僚懇とかがあったんですか。
(答)今日は閣議で、先ほど申し上げましたように解散の案件がございましたので、これはルール上は非公開になっているそうでございますが、ここに来て何があったか申し上げられないというものあれでございますので、官房長官の記者会見で統一的に言っていただいた後、会見をして、それぞれ申し上げようということで、この時間になったということでございます。

(以上)