林 幹雄 内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月17日

(平成21年7月17日(金) 10:29~10:35  於:第4合同庁舎8階819号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日、県知事を初め、地元の方々と懇談を行うために沖縄を訪問いたします。
 閣議で所管事項はございませんでした。
 以上です。

2.質疑応答

(問)法務省の勉強会で、殺人罪等法定刑の重い罪については時効を廃止すべきとした最終報告書が本日まとまりましたけれども、それについての大臣の御所感をお願いします。
(答)それに対しましては、これから審議会や国会で議論があると思いますけれども、それを見守っていきたいと思っています。これからいろいろ検討されて進められていくと思いますので、それをよく見守って対応していきたいと思っています。
(問)時効の撤廃ということになった場合、捜査等に対する影響というのは、どういうことが考えられるでしょうか。
(答)どちらかというと被害者の方々の心情は十二分に察せられます。また、捜査に関しては、証拠品をいつまで、どういう形で保管するのか、捜査に関わる期間が非常に長くなりますので、その辺りの費用等をどうするのかなどがありますけれども、それは決まれば、そのような対応の中で進めていくという形になると思います。
(問)本日の閣議や閣僚懇で両院議員総会の署名を求める自民党内の動きなどについての発言はありましたでしょうか。
(答)一人の閣僚から、速やかに総理としての意思を説明するという形を取った方がいいのではないか、また、いわゆる「麻生おろし」というようなことをするのは如何かと思うが、これから選挙に向かって真摯に総理の決意、結束していこうという意味での議員総会をやった方がいいのではないか、さらに、それ以上にとやかく反対してくるということであれば、それは一緒に戦わないということであるので、速やかに党を出てってもらうということにした方がいいんではないかという発言がありました。
(問)今の発言は、全て一人の閣僚からの発言でしょうか。
(答)そうです。
(問)それは与謝野さんですか。
(答)名前は出さない方がいいんじゃないかと思います。与謝野さんではありません。
(問)関連して、その意見が出たということで、総理からその意見に対する言及があったりとか、他の閣僚からは何かありましたか。
(答)約一名から賛成という声がありましたが、総理や他の閣僚からの発言はございませんでした。
(問)大臣御自身としては、一連のこのゴタゴタと言いますか、両院議員総会の開催を巡って動きについては、どのようにお考えでしょうか。
(答)私も、議員総会を速やかに開いて、やはり党内一致結束してこの戦いに臨むべきだと思います。また、一連の地方選に対して反省すべきものがあれば反省して真摯に受け止めて、この際、総裁を中心に一致団結して戦おうということはやった方がいいんではないかと思います。そうではなく、この議員総会を一つの道具にして、いわゆる「麻生おろし」を企もうということには与せないなと思っています。
(問)先程の一人の閣僚というのは、林大臣の御発言ということでしょうか。
(答)違います。
(問)自民党は、議員総会ではなく、緊急集会という形を取ろうと調整しているという報道があるんですけれども、それでもなお議員総会を開いた方がいいと大臣は思われますか。
(答)形はどうであってもいいと思います。形にこだわりません。
(問)与謝野大臣が総理に退陣を求めたとされる報道もあります。それについては、林大臣はどのように思いますか。
(答)聞いておりません。
(問)与謝野さんと石破さんが署名したことについては、それはそれでいいと思われますか。
(答)それは、その御本人の考え方じゃないんでしょうか。私から言及することではないと思います。
(問)今日、沖縄に行かれて知事とはどんな話をされるのでしょうか。
(答)いろいろ意見交換をできればと思っています。去年8月に出向いて、何遍も出向きますよと言ったんですけども、それっきり行っていなかったものですから、今日は去年知事にいただいたかりゆしを着て訪問したいと思っています。

(以上)