東京都大田区の「キヤノン株式会社」を訪問

経営幹部から説明を受ける小渕大臣

懇談を行った社員のみなさんとともに

 平成20年10月28日、小渕大臣は、東京都大田区にあるキヤノン株式会社の本社を視察しました。最初に経営幹部よりキヤノンのワーク・ライフ・バランスの取組内容について聞いた後、育児休業や育児短時間勤務の経験のある方、また海外赴任中に育児を経験した方等、5名の社員と懇談を行いました。
 小渕大臣は、10月22日の経団連での講演の際に、企業において男性が育休をとりやすい環境を整えるなど、子どもを持つお父さん、お母さんを応援していただきたいと要請しました。このたびは、経団連会長でもある御手洗会長に、経営幹部の方の意識改革だけでなく、率先して仕事と生活の調和に向けた取組を進めていただくことの大切さを改めて訴えました。
 その後の懇談会において、社員の方からは、「保育園でも両親が分担して送迎していて、父親の育児への参加率が徐々に高まっている感じがする」、「ノー残業デーは大変助かっている。その日は自分が子供を保育園まで迎えに行くことにしている」、また育児休業を取得した男性社員からは「育児休業中は今までの人生の中でも最も楽しかったし、とてもよい経験をしたと思っている。まずは残業を減らして、家事・子育てに参加することから始めればよいと思う」といった意見をいただきました。
 小渕大臣からは、「家族や子どもを持つことが本当にすばらしいこと。私も1歳の子どもがいる。大変なことも多いが、それ以上にすばらしいことも多く、多くの国民がそういったすばらしい経験ができるよう、働きやすくて、子どもを育てやすい環境を一日でも早く作れるよう取り組んでいきたい」と述べました。