東京都大田区の「株式会社妙徳」を訪問

中森社長から説明を受ける小渕大臣

社員の方と意見交換を行う小渕大臣

 平成20年10月28日、小渕大臣は、東京都大田区にある株式会社妙徳を視察しました。企業における仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進には、経営トップのリーダーシップによる意識改革と、社員の方一人ひとりの着実な取組が必要です。
 小渕大臣は、社員の方から「社長が率先して定時退社、連続休暇の取得に取り組むことにより、社員の働き方が変わった」「社として定時退社が定着してからは、自分の時間も家族との時間も持てるようになり、仕事への活力が出てきた」「妙徳は定時退社の会社ということが浸透してからは、取引先から18時以降の電話もなくなった」などという意見を伺いました。中でも、社員の皆さんは口を揃えて、「妙徳以外では働けません。妙徳一筋です」と話されていました。
 企業において、優秀な人材を確保することは大きな課題です。妙徳の取組は、トップダウンによるワーク・ライフ・バランスを推進した結果、各社員の仕事と生活の間に好循環が生まれ、社員の流出を防ぐとともに、その取組のPRにより、新たな人材の確保に成功した好事例といえます。
 小渕大臣は、「全国には、ワーク・ライフ・バランスに取り組みたくても、具体的にどうすればよいのか困っている企業がたくさんある。妙徳の素晴らしい取組とその成果を、ロールモデルとして私自ら全国に発信し、経営トップの意識を変えて、各企業の取組を促進していきたい。妙徳さんもあらゆる機会を捉えて、自社の取組を発信していってほしい。」と依頼しました。
 小渕大臣は今後も機会を捉えて、ワーク・ライフ・バランスを積極的に推進している企業を訪問し、その取組を発信することにより、全国の企業の取組を後押しし、取組の輪を広げていく予定です。