閣議における大臣発言(平成20年度「全国青少年健全育成強調月間」について)

1 来る11月1日から30日までの1か月間、「全国青少年健全育成強調月間」を実施いたします。

2 少子化や情報化の急速な進展、就業形態の多様化などにより社会が大きく変化する中、フリーターやニートと呼ばれる若者の数が高水準で推移しており、また、児童虐待、いじめ、少年による重大な事件等が相次いで発生するなど、青少年をめぐる状況は大変厳しくなっております。

3 これらの課題に対処するためには、家庭、学校、地域などにおける取組が国民的な理解と広がりをもつものとなるよう、国民運動を展開していく必要があります。

4 本年度は、「青少年の社会的自立支援の促進」、「生活習慣の見直しと家庭への支援」、「児童虐待の予防と対応」及び「青少年を犯罪や有害環境等から守るための取組の推進」を重点事項として、関係省庁、地方公共団体、その他関係諸団体との連携の下、本運動の充実と定着を図ってまいります。

5 閣僚各位におかれましては、本月間の趣旨を御理解いただき、一層の御協力をお願いいたします。