小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年3月24日

(平成21年3月24日(火) 9:52~9:57  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議につきまして、私からお伝えすることは特にありません。
 また、私から報告事項が3件ございます。
 まず、「男女共同参画会議の開催」についてです。
 3月26日木曜日、17時45分より、官邸におきまして男女共同参画会議が開催されます。現下の厳しい経済情勢の下で、男女共同参画の視点から早急に取り組むべき事項について検討することとしています。詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせください。
 次に、「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム第4回会合」についてです。
 本日18時より「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」の第4回会合を開催します。
 今回は、「ワーク・ライフ・バランス/働き方/父親の子育て支援」をテーマとしておりますが、労使双方の責任者をお招きして、現在の経済情勢に流されない、長期的な視点をもって、活発に意見交換をしていきたいと考えております。
 次に、「男女間における暴力に関する調査結果」についてです。
 内閣府では、男女間における暴力に関する実態把握のため、昨年10月から11月にかけてアンケート調査を実施しました。調査結果から、配偶者か らの暴力、交際相手からの暴力等について依然として被害が多数発生し、被害者が深刻な影響を受けている状況が明らかになりました。
 男女間における暴力の防止や被害者の支援のため、積極的な広報啓発を行うとともに、関係機関との連携強化や職務関係者に対する研修、調査研究等を行い、施策の充実に努めてまいります。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)先日、「経済危機克服のための『有識者会合』」がありましたけれども、大臣も子育てのセッションなどに参加されましたけれども、率直な御感想は。
(答)私は雇用の会議と、子育て・女性問題の会議に出席をいたしました。その中では、子どもについて、また青少年や若者について、もっと十分に支援をしていくべきではないかという強い御意見を頂戴しました。また、各分野の専門家の方々から、特に現場の声を十分にお話しいただいたということで、私自身、大変勉強になりましたし、また少子化や青少年を担当する大臣としても後押しにあるような力強い御意見をいただいて、大変貴重な時間を持つことができました。
(問)麻生総理のほうが、ちょっと少子化対策の認識が薄いのではないかという指摘もあったんですけれども、大臣は。
(答)そういうこともないと思いますが、ただやはり現場の保育所の状況とかは、さすがに麻生総理に限らず男性の方にとっては、身近ではないかもしれません。今の特にこの厳しい状況の下で、例えばどうすれば保育所に入れるかということで、働く女性はいろいろな知恵を絞っているというような、まさに現場のお話があったので、そうしたことについては、それほど大変なことがあるのかということで、総理もそうですし、与謝野大臣もそうですし、皆さん本当に大変な現状というものをいろいろな方のお話から感じていただいたようです。
(問)今日で麻生内閣が発足して半年ということになるんですが、半年間大臣として働かれて御感想と、それから政権運営に対する評価についてお願いいたします。
(答)半年ということでありますけど、正直申し上げて長かったなと思っています。やはりそれだけ、景気の面や経済対策ということで大変だったということだと思います。自身の担当するところに関しては、「安心こども基金の創設」だとか、「妊婦健診の無料化」、「出産一時金の増額」など、ある程度の成果を上げることができたと感じています。
 ただ、少子化問題を含め、半年で解決できることばかりではありませんし、やはり中長期的に考えていかなければならないこともあります。またこの状況の下で、「育休切り」ですとか、保育所の不足のことですとか、新たな緊急課題も出てきていますので、そうしたところにしっかり対応していきたいと思っています。
 麻生内閣全体としては、正直に言って、この半年間はなかなか支持率も厳しい状況でありましたけれども、2次補正も通り、21年度予算も成立間近ということでありますので、徐々に麻生内閣、麻生総理のさまざまな政策が実になってくるのではないかと思っていますので、まさにこれからが勝負ということで、気を引き締めて頑張っていきたいと思っています。
(問)「男女間における暴力に関する調査結果」報告ですけれども、大臣、率直にこのアンケート結果を御覧になってどのようにお感じになりましたか。
(答)なかなか減っている状況にはないということで、現状は厳しいものであると感じています。いろいろな対策を打ってはいるんですけれども、実際には暴力事例の数が減っていかないということは、やはり重く受けとめなければならないと思います。DVの事例をとっても、やはりそれぞれ状況も違いますし、対応策というものも異なってくると思いますので、そうした方々の救済を待っている手に、しっかり応えていけるように、きめ細やかに対応していきたいと考えています。

・報告事項(PDF形式:12KB)PDFを別ウィンドウで開きます

(以上)