小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月27日

(平成21年2月27日(金) 8:43~8:47  於:衆議院議員食堂前ぶら下がり)

1.発言要旨

 私からは特にありませんので、御質問がありましたら、どうぞよろしくお願いします。

2.質疑応答

(問)昨日発表の内閣府の少子化対策に関する世論調査に関してなのですが、多少負担が増えてもいいから、仕事と家庭を両立できるような、いろいろな諸外国のような施策を実施してほしいと考えている人が89.6%ということで9割近くに上りましたが、これについて受けとめをお願いします。
(答)それ以外にもいろいろなデータが出ていますけれども、やはり少子化問題は、国民にとっての大きな問題だという認識が随分と高くなってきているようですし、また併せて、今お話がありましたような、保育所を始めにさまざまな支援を充実させてほしいという声がありますので、やはりその声にしっかりお応えをしていけるように、少子化対策担当大臣として引き続き努力していきたいと思っております。少子化についての皆さんの思いが高まってきているということは、とても大事なことだと思っていますので、そうした国民の声を踏まえて、これからも少子化対策にいろいろな形で注目をしていただけるように、こちらも努力していきたいと考えています。
(問)火曜日にペルーのガルシア外相と会談をなさって、在日ペルー人の支援についての意見交換を交わされたということなんですが、今後、政府として何かできるアイデアなどはありますでしょうか。
(答)1月30日に当面の対策ということでまとめさせていただいきましたが、美濃加茂市長さんと浜松市長さんからその前にも御意見をいただいており、さらに、当面の対策に対する御意見も、いただいてきているところであります。ですから、今後の対策については、そうした声をしっかり踏まえて、できることをやっていきたいと考えています。
(問)昨日、慈恵病院の蓮田理事長から、預けられた子供さんたちと特別養子縁組をもうちょっとスムーズにできるようにというお話があったようなんですけれども、大臣として、これからどの様に取り組んでいかれますか。
(答)慈恵病院では養子縁組を50組以上扱ってこられたと伺いました。やはりお子さんが家庭的な状況の中で育っていくということは大変いいことだと思うのですけれども、なかなか特別養子縁組が進んでいかないということなので、今後の里親のあり方ですとか、あるいは養子縁組のあり方ですとか、十分に検討する必要があると考えています。
(問)その場で、大臣が厚労省と少し相談したいということをおっしゃったと、理事長がおっしゃっていたのですけれども。
(答)その前日に、厚労省から今の制度のあり方について、ちょうど御説明をいただいたところだったんですけれども、どこの部分を制度的に動かすと、そうした養子縁組が進むのかということを、一から考えていかなければいけないかなと思っておりまして、今後とも厚労省といろいろな検討をしていきたいと考えています。
(問)今、自民党内で麻生総理ではちょっと選挙は戦えないのではないかというような、ポスト麻生を探るような動きというのが出ているのですけれども、今日、衆議院で予算が通過しますが、そうすると、余計そういった動きが活発化するのではないかとも言われているのですけれども、大臣はこうした動きについて、どのようなお考えか。
(答)党内でさまざまな御意見があるということは、いろいろなところから聞いているところでありますけれども、内閣の一員としましては、まずしっかり予算を通すとともに、麻生総理をしっかり支えていきたいと思っております。

(以上)