小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月16日

(平成21年2月16日(月) 17:02~17:14  於:内閣府本府1階118号室)

1.発言要旨

 本日は、お忙しい中、お集まりをいただきまして、ありがとうございます。
 このたび、2人目の子どもを授かりました。9月の末に出産予定です。
 大臣という重責をいただいておりますので、突然何かあったというわけにはいきませんので、早目に報告をさせていただきました。また、私自身、一 番働きやすい環境を整えたいという思いから御報告に至りました。母子ともに元気でありますので、仕事に支障を来すことなく、これからも変わらず一生懸命仕 事をしていきたいと思っております。
 また、私自身の様々な経験もまた仕事にいかしていければと思っております。
 皆様方には、いろいろと御心配をおかけすることも多いかと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)おめでとうございます。今回のことは、総理にはもうお話をされたんでしょうか。
(答)昨日、官房長官にお電話をさせていただきまして、妊娠の報告をいたしました。昨日は日曜日だったものですから、その際に官房長官に、「総理にはどうしたらよろしいでしょうか」とお伺いしたところ、「私から伝えておきますので」ということでしたので、官房長官からお伝えいただけるようにお願いをいたしました。
(問)その関連では、総理からはまだ何も言葉は。
(答)はい。
(問)すごくプライベートなことで恐縮なんですけれども、妊娠がわかったのはいつ頃か、差し支えなければ。
(答)2月に入ってからです。
(問)大臣が先ほど仕事にいかしていければということをおっしゃっていましたけれども、具体的にまだ産休制度というのがない中で、大臣としては、今後、まだ早いんですけれども、どの時期までお仕事をされて、また御出産後、どういった時期に戻ってこられるか、何かプランがあれば。
(答)1人目を出産したときにも、やはり育休や産休といった制度は特にありませんでしたので、自分の体調を見てということで仕事をしておりました。今回も、自分の体調を見ながら、また総理や官房長官と相談をさせていただきたいと思っています。
(問)先ほど長官にお電話されたということですけれども、長官からはどのようなお言葉がありましたでしょうか。
(答)昨日のお昼前ぐらいにお電話をさせていただいて、突然のお話だったので、官房長官も最初驚いていらっしゃいましたけれども、すぐに、「本当によかった、でも体に気をつけるように」ということでした。
(問)おめでとうございます。昨日、選挙区で支持者の皆さんに御報告を一報されたのかなと思うんですが、その理由と、支持者の皆さんの反応はいかがだったでしょうか。
(答)地元の皆さんには、特に今年は選挙の年ですので、いろいろと御心配も多いだろうと思ったので御報告したのですけれども、大変喜んでいただきまして、子どもをしっかり産んで、仕事も、選挙も一生懸命頑張るようにというお話でありました。
(問)その選挙のことに関連するんですが、今度、衆議院選挙の任期満了がまた9月末に近づいていると思うんですが、どうしても出産と重なってしまうとは思うんですが、選挙については、これまでどおり出られるというふうに考えられているんでしょうか。
(答)はい、もちろんです。
(問)それともう1点、先ほど経験を生かしていきたいという話があったと思うんですが、これからのことですが、どういったことを経験として政策等にいかしていきたいかという、何かビジョンみたいなものは。
(答)私にとっては2回目の妊娠になりますが、やはり改めて、子どもをお腹に抱えながら仕事をすることの大変さを思い出しました。世の中の多くの女性が仕事と出産を両立されている中で、さまざまな苦労があるということを改めて実感し、皆さん方が生み育てやすい環境をしっかりつくるべく、その旗振り役をもっと一生懸命やっていかなければならないと思っています。
(問)お子さんが2人になると、これまで以上に仕事と育児の両立が難しくなると思うんですけれども、その両立させるために、今後何か方針といいますか、打開策みたいなものはありますでしょうか。
(答)そこは、私も未経験の部分なので、正直に申し上げて課題になると思っています。1人の子どもを持っているということと、2人になるということで、随分といろいろなことが違ってくるのではないかと思います。実際、どのようなことが、どういうふうに変わってくるのかということは、やはり肌で感じていかないと、現段階では、何をどうしたらこの課題がクリアできるのか、わからないところです。現状でも仕事と育児を両立するのに、少し綱渡りのような部分があるので、2人になっても、日々いろいろと工夫をしながらやっていかなければならないかなと思っています。
(問)周りの政治家の方とか閣僚の方々に、何か期待することとかというのは。一般の職場でも、周りの理解がないと両立は難しいということがあると思うんですけれども。
(答)私は、逆に余り気を使わないでいただきたいなと思っています。職場に妊婦さんがいるということが当たり前になってきたら、気を遣っていただくところはあるかもしれませんけれども、当たり前に仕事ができることはできますので、どうぞこれまでと変わらずに接していただければと思います。
(問)話が戻るようで申しわけないんですが、初めて自分に第二子ができていると気づいたときの感想というんですか、それを教えていただけますか。
(答)最初にわかったときには、素直に嬉しいなと思いましたが、すぐに冷静になって、やはり大臣だし、選挙もあるし、正直大変だなと思いました。ただ、今、大臣として、少子化対策の旗振り役をしている中で、またこれまで多くの女性がいろいろな環境の中で、いろいろな時代に子どもを生み育ててきた中で、ここで私がひるんでいるわけにはいかないと思いました。不安を感じる部分はいろいろありますし、未知のこともたくさんありますので、心配していますけれども、そうしたところも含めて、いろいろな御意見をいただいて、そうした声をしっかり受けとめながら、仕事も頑張り、そして元気な子どもを産みたいと思っています。
(問)御妊娠されたということに対して、周りの御家族であるとか、周囲の方はどのような反応でしたか。
(答)家族には、私はどちらかというと心配の種と受けとめられるかもしれないと思ったのですが、どちらかというと私以上に前向きで、とてもよかったと言って喜んでいます。
(問)先ほどの話を聞いたら、みんな前向きな話で、多分、小渕大臣も2度目の出産で、もちろん健康にも自信があって、今度は恐らく厳しい選挙になると思うんですけれども、それも勝ち抜く御自信があると思われるんですけれども、例えばそういうふうに前向きとか、先ほどひるんでいてはいけないとかというような勇ましい発言も出ましたけれども、そういう前向きさのことを心配する声というのは、周囲には全くなかったんでしょうか。頑張り過ぎないかなと。
(答)口で言っているほど勇ましくなくて、やはり心配もあります。もともと私は健康には自信があるほうですけれども、私だけのことではありませんので、やはり体調はしっかり見ていかなければいけないと思っていますし、1人の母親として、ちゃんと子どもの命を守っていかなければならないと思っています。
 周りの方々もとても心配してくださいまして、昨日の地元でも、体には十分気をつけるようにということでありましたので、そのようにしていきたいと思っています。
 いろいろ御心配をおかけいたしますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

(以上)