小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月10日

(平成21年2月10日(火) 10:11~10:15  於:本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議につきまして、私から御報告することは特にありません。
 次に、私から報告事項が2件ございます。
 1件目は、「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」第1回会合の開催についてです。お手元に資料を配らせていただいていますけれども、 本日、プロジェクトチーム第1回目会合を開催いたします。今回は、恋愛・結婚をテーマに3人の有識者をお招きし、未婚化・晩婚化が進行する背景や要因、こ れに対して必要な社会的取組等の課題について意見交換をしたいと考えています。結婚につきましては、これまで余り話されてこなかったテーマでありますの で、議論の深まりに期待をしたいと考えています。
 2件目は、「青少年のインターネット利用におけるフィルタリングの普及促進及びインターネットの適切な利用のための啓発活動の都道府県への依頼」についてです。
 民間事業者に対して、子供が有害な情報を閲覧するのを防ぐフィルタリングの提供などを義務づける「青少年インターネット環境整備法」の施行ま で、いよいよあと50日となりました。政府におきましても、子供のフィルタリング利用や家庭のルールづくりが一層進むよう、本日、関係省庁が合同で地方自 治体にしっかりと取り組むよう依頼するなど、積極的にPRを努めてまいります。
 以上2件につきましては、共生社会政策統括官室までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)少子化対策のプロジェクトチームの関係ですけれども、今日、初会合ということで、テーマの中でまず恋愛や結婚から議論されていくということなんですが、最初に恋愛・結婚というそもそものところをテーマとして選ばれた大臣としての理由を教えてください。
(答)重要なテーマがいろいろと挙がっていますが、まず恋愛・結婚を選んだのは、どういう順番でいこうかなと思ったときに、出産以前に、今、晩婚化、未婚化が進んでいるという最初の部分を話したらどうだろうかという御意見があったということと、これまで話されてこなかったところでもありますし、最初の会合ですので、ある程度皆さんに興味を持っていただきたいという思いもありまして、このテーマを選ぶことになりました。
(問)もう一件、別件ですけれども、支持率の関係で、各社の世論調査で支持率が10%台で、なかなか低下に歯止め傾向がかからないんですが、総理の郵政の見直し発言も低下に影響したんじゃないかという見方もあるんですが、大臣として、この世論調査の各社の結果をどう受けとめられていますか。
(答)支持率の低下につきましては大変残念に思いますけれども、やはり今のこの景気の状態、雇用の状態に対して、十分におこたえできていないところがあるのだと思います。ですから、今、議論が進んでいます予算について、二次補正、21年度予算を成立させることで、その責任を果たしていきたいと思います。閣僚の一人としても、今回の支持率低下について重く受けとめて頑張っていきたいと思っています。
 総理の郵政についての発言でありますけれども、昨日の予算委員会で総理のお考えは大体御理解をいただけていると思います。見直しの時期で、今、郵政民営化委員会のほうで検討が進んでいると思いますので、郵政民営化がより良いものとなるよう、しっかり行方を見守っていきたいと考えています。

(以上)