小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年12月5日

(平成20年12月5日(金) 10:26~10:31  於:内閣府本府1階 118号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議では、私の所管案件として、青少年がインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律の施行期日を定める政令など、3件の閣議決 定がございました。これらは、青少年インターネット環境整備法の施行に必要な事項を定めるものです。これらにより、青少年が利用する携帯電話などにフィル タリングを提供する義務が来年4月1日以降に事業者に課せられることとなります。
 詳細につきましては、共生社会政策統括官室にお問い合わせください。
 次に、私から報告事項が2件ございます。
 1件目は、「アルベルディUNIFEM事務局長の表敬訪問」についてです。
 お手元の資料のとおり、本日、国連婦人開発基金のイネス・アルベルディ事務局長が私のところに来られます。「女性に対する暴力反対キャンペー ン」に対して、我が国の全閣僚が署名をした署名カード及び内閣府でFAXにより受け付けた署名を私から事務局長に手渡すこととしております。
 詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせください。
 2件目は、「アクティブ・トーク実施」についてです。
 私は、従来から積極的に現場を訪問し、現場で活躍される方との懇談を行ったり、有識者をお呼びして意見交換を行ったりしてまいりました。そし て、その時の様子や感じたこと、考えたことについてオブログ等で発信してまいりました。これらを通じて、良い話を自分だけで聞くのはもったいないと考え、 このたび自分のほうから街に出て、オープンな場で意見交換を行うことといたしました。
 その第1回目として、お手元の資料のとおり、12月15日月曜日に「子育てパパ」として広く知られている薬丸裕英さんをゲストに迎えて意見交換をいたします。現在、参加者を募集中ですので、多くの方々の応募をお待ちしています。
 当日は、現役子育てパパ・ママ同士のやりとりを通じて、特に子育て参加がなかなか難しい男性の方々の意識や行動を変えていくための契機になればと考えています。
 詳細につきましては、共生社会政策統括官室にお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)予算編成について2点お伺いしたいんですが、まず先日の臨時閣議のほうでシーリングについて「維持」という言葉は残されたものの、機動的な財政出動という若干の方向転換が図られたと思うんですが、それに対して評価についてまずお聞かせください。
(答)現在の状況というのは、雇用の面から見ても、地域の情勢を見ても、100年に一度の異常な状態だと言われておりますので、基本的な財政再建の方向性はしっかり維持しつつ、言葉のとおり、機動的に、柔軟に、かつ弾力的に対応していくということだと思います。
(問)それに関連するんですが、社会保障費2,200億について、たばこ税の引き上げで圧縮を図っていこうと、厚生労働省を中心にやっていくと思うんですが、そのたばこ税を財源に充てるという案についてはどう思われますか。
(答)それについてもまだ議論が始まったところだと思いますけれども、いずれにせよ、安定的な財源をしっかり維持していくことが大事だと考えています。
(問)今日、アルベルディ事務局長の「女性に対する暴力反対キャンペーン」なんですが、大臣としてこういった活動に対しての意義についてどういうふうに感じていますか。
(答)国内でもDVについてさまざまな問題意識が出てきています。私もDVのシェルターを視察に行きましたが、実際、大事な問題でありますし、その状況に置かれている方々にとって、本当に切羽詰まった問題でありますので、関心を高めるという意味でも、こうした形で署名活動をするということは大変意義深いことだと考えています。

(以上)