小渕内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年10月24日

(平成20年10月24日(金) 9:43~9:52  於:内閣府本府1階118会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が26件、政令2件、計29件の案件がございました。このうち、私の所管案件はございませんでした。
 また、私から報告事項が1件ございます。
 私は、就任以来たびたび申し上げてまいりましたとおり、できる限り現場を訪問して、多くの方々から直接生の声をお聞きし、感じたこと、考えたことを率直に国民の皆様に発信し、また、関係者にぶつけていきたいと考えております。
 このような思いから、お手元の資料のとおり、今週水曜日にホームページを立ち上げました。どうぞよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)若者を支援する新法の制定に関して、協議会を各自治体に設置するという報道があるんですけれども、こちらの新法の進捗状況と、こうした内容について具体的にあればお願いいたします。
(答)現在、共生社会政策担当統括官の下に、法案検討のためのチームを立ち上げて、論点の洗い出し作業を進めているところであります。また、関係省庁の協力も得て検討を深めていくために、関係省庁等の課長レベルの会議を設け、昨日、第1回の会合を開催したところであります。こうした体制の下で新法の検討作業を進めていく予定であります。内容についてはまだ申し上げられる段階ではありませんけれども、総理からも若者の支援をしっかりしていくようにと指示を受けておりますので、精力的に検討を進めていきたいと考えています。
(問)昨日、教育再生懇談会の勉強会「子どもと若者総合支援勉強会」から報告書を受け取られましたけれども、そちらの報告書の内容をこちらにどの位に提供されるのか。
(答)今お話しいただきましたとおり、昨日、田村座長からこの最終取りまとめをいただいたところであります。短期間に大変精力的に話をしていただきまして、いいものをまとめていただいたと思っております。その内容をしっかり踏まえて、新法をどう作っていくのか、正にこれから検討していくところだと考えています。
(問)新法の提出時期は来年通常国会に。
(答)そうですね、その時期についても昨日話し合われておりまして、できるだけ早い段階ということで、やはり来年の通常国会を目指して頑張ろうというところであります。
(問)都内で妊婦さんのたらい回しの問題が起きましたけれども、大臣としての受け止めと、あと今後どういった対策を考えていらっしゃるか教えていただけますか。
(答)本当に痛ましいことが起こりました。あのようなことはあってはならないことで、二度と起きないように、しっかり対策を立てなければならないと考えています。詳しい原因については、今調査を行っている段階でありますけれども、少子化担当大臣として、こうしたことが二度と起きないように、しっかり対応してほしいと昨日指示を出したところであります。申し上げるまでもないことですけれども、国民が安心して出産・子育てができる産科・小児科医の環境整備は、少子化対策の大きな柱の一つであります。今、産科医不足、小児科医不足が叫ばれているところでありますけれども、関係省庁としっかり連携をとりながら、皆さんが安心して出産・子育てができる環境整備に全力を注いでいきたいと考えています。
(問)こちらのホームページなんですけれども、大体どの位の頻度の更新を目指していらっしゃるんでしょうか。
(答)いろいろな方と会ったり、いろいろなところに視察に行く機会が多いものですから、できればその都度更新をしていきたいのですけれども、日ごろの仕事に差し障りがあるようではまた困りますので、大体週に1回、2回を目途に更新をしていきたいと考えています。
(問)これまでも、何度か視察とかイベントとかされていますけれども、その内容もこちらに盛り込んでいくと。
(答)そのつもりでおります。
(問)主にどういった方々に見ていただきたいと思いますか。
(答)広く見ていただければいいなと思います。
(問)就任1カ月ということなんですけれども、この1カ月を振り返って。あっという間という感触ですか。
(答)長かったような、短かったような1カ月ですね。大変盛りだくさんな1カ月でありました。引き続き全力投球してまいりたいと考えています。
(問)その1カ月の中に麻生総理の連日夜バーとかにいらしたり、ちょっと話題を呼んでおりますけれども、小渕大臣はどうお考えか、こうした行動について。
(答)総理のスタイルは、特に総理になってからということでなくて、これまでもそのようなスタイルでやってこられたので、個人的にはよろしいのではないかと思います。夜のそうした席でいろいろなお考えをまとめたり、またいろいろな方々と会ったり、詳細は全然承知しておりませんけれども、総理にとって大事なお時間を過ごされていることと思っております。
(問)閣僚の資産公開の是非については、どのようにお考えでしょうか。
(答)政治にかかわる者として、そうした形で国民の皆様に明らかにして透明性を図っていくことは大変大事なことだと考えています。特に、閣僚という立場になれば余計に厳しく対応していかなければならないと思っておりますので、その説明の場の一つとしてこのような制度があるのだと考えています。
(問)小渕大臣の資産についてなんですけれども、株をお持ちだと思うんですが、このところの株価の大幅な下落についてどのように受けとめていらっしゃるか。選挙資金への影響等も含めてどのようにお考えでしょうか。
(答)私自身が持っている株は、それほど多いものでもありませんし、父から譲り受けたものもあり、特に株によって儲けようという思いでいるわけではありませんので、特に自分自身の株のあり方と株価のことについて関連性を持って考えてはおりません。
(問)先ほど麻生総理の話が出たんですけれども、かなりの資産家でいらっしゃるというのは有名なところなんですが、そういった方が総理をお務めになることについては、何かお考えはありますでしょうか。
(答)そのことにつきましても、特に私から何か申し上げることではないと思います。麻生総理もやはりいろいろな形で譲り受けたものが多いのではないかと思いますので。
(問)公開された資産全体について、御自身の資産全体について思われることと、同世代としては、土地ですとか、不動産もお持ちでいらっしゃるなと思うんですが。
(答)なかなか自分の資産について申し上げるのは難しいところですけれども、私の資産は、とにかく今の住まいと父から譲り受けた、遺産相続したもので、それ以上でもないと思います。

(以上)