佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年9月15日

(平成21年9月15日(火) 10:23~10:29  於:会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 チリの地上デジタル放送の件について、既に私からの大臣談話を発表しておりますけれども、改めて御報告をいたします。
 チリ共和国バチェレ大統領は、現地時間14日午前10時、日本時間で14日午後11時に地上デジタル放送方式として日本方式の採用を決定し、公表しました。
 今年に入ってから、ペルー及びアルゼンチンに続きましてチリも日本方式の採用を決定し、南米各国で日本方式の採用決定が続いていることは大変喜ばしく思います。
 これまで我が国は、チリ政府等関係者に対し、総務省を中心に関係省庁の協力を得て、官民連携で日本方式の採用を強く推奨してきたところでございまして、今回のチリ政府の決定を歓迎し、チリにおける日本方式での地上デジタル放送の円滑な導入に向けて、技術協力や人材育成などの支援を実施していくとともに、今後とも日本方式の海外普及に向けた取組が必要と考えております。
 大変長い時間が掛かりましたけれども、チリも日本方式を取り入れていただいたというのは、非常に大きい出来事ではないかなというふうに思います。以上です。

2.質疑応答

(問)自由民主党の総裁選について伺います。総裁選の告示が迫ってきて、同じ古賀派の谷垣元財務大臣が出馬を表明されているほか、ほかにも強い意欲を示す動きが出ていますけれども、今回の総裁選で大臣はどのように臨まれるお考えか伺います。
(答)事前に私に話があったかというとなかったのですが、谷垣先生が出馬を決断されたということと、報道によりますけれども、「自分が捨て石になって、党の再生を果たそう」という決意を持っておられるというのは、私は高く評価をしたいというふうに思います。派閥がどうのこうのというよりも、私はずっと谷垣先生と行動を供にしてきた者として、非常にすばらしい方でありますし、谷垣先生の御意志を尊重して何とかそういう方向にできるような努力はしてみたいというふうに思っております。
(問)今回は推薦人に名前を連ねるお考えでしょうか。
(答)全く分かりません。まだ直接御意向を聞いたわけではありませんので。まだ御本人にも会っておりませんし、そういう会合も開かれておりませんので。本当に報道で私は知っただけでありますので、そこはお会いをして、いろいろな話をお伺いした上で考えたいというふうに思っております。
(問)今日、大臣として最後の会見になりますが、何か感想がありましたら聞かせてください。
(答)長い期間という表現は、私にとっては非常に長かったのですけれども、皆さんの御支援、御協力を頂き、この仕事を全うすることができまして本当に有り難く思っております。急きょ、ここでの仕事を仰せつかったわけでありますけれども、何とかいろいろなことを整理し、そして今発表させていただいた地上デジタル放送等々の成果もかなり上げられました。これから地デジの推進に向けて、まだまだやらなければいけないことはたくさんあります。また、地方分権の問題もございますし、そういう問題をしっかりと私の立場でこれからサポートできればしていきたいというふうに思っております。これまでの皆様方の御協力に心から感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
(問)では、ないようですので、どうもありがとうございました。
(答)どうもありがとうございました。

(以上)