佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年5月12日

(平成21年5月12日(火) 8:48~8:57  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 本日の閣議におきまして、国会提出案件といたしまして、衆議院議員鈴木宗男君提出、公然わいせつの疑いで逮捕された芸能人に対する警視庁の対応に関する質問に対する答弁書について決定をいたしました。本件は、警視庁における公然わいせつ被疑事件に係る被疑者逮捕の経緯、捜索の必要性等の主として事実関係等について答弁するものであります。

2.質疑応答

(問)昨日、民主党の小沢代表が代表を辞任するということを表明されましたが、それについての受け止めと、今後の国会、解散総選挙等の政治に関する動きへの影響等についての御所感をお伺いします。
(答)正直、びっくりしたというのが、まず答だろうと思います。その上で、今後どうなっていくかということになるかと思いますけれども、本日の閣僚懇でも、いろいろお話をさせていただきましたが、現在、補正(予算)の審議中でありますから、兎にも角にも、まずこの補正(予算)をあげることに全力を尽くすというのが私達のスタンスではないかなと思います。
 それから、選挙がどうのこうのという話は、あくまでも総理がお決めになることでございますので、それに私共は従っていくということしかないのかなと思います。今後、いろいろ動きが出てこようかと思いますけれども、私共に課せられた仕事というのは、まず補正をあげるということの一点に絞って、私共は頑張っていかなければいけないと思っております。
(問)総理御自身も昨日、会見されてますけれども、小沢代表の政治資金の問題についての説明がちゃんと果たされていないんじゃないかということも仰ってましたけれども、大臣御自身はどうお考えですか。
(答)しっかりとした説明責任が果たされないまま、そこまで行ってしまったという印象を私も持っておりますし、いろいろ世論調査等を見ても、そこが国民の皆様の関心事ではなかったかなと思います。
(問)今、閣僚懇で話が出たと仰られてましたけれども。
(答)記者会見で質問されたときに、どのように回答しようかと皆さんそういう話になりましたが、取り敢えず、補正(予算の審議)を乗り切ることだねというような話でした。
(問)総理から、その場で何かお話はありましたか。
(答)それはなかったです。
(問)沖縄県の関係ですけれども、不発弾の爆発事故に関連する被害者を対象にした見舞金や支援金の基準を定めた要領がまとまって、先週、糸満市の市長が発表なされました。今回まとまったその内容について、大臣のお受け止めや御見解をお願いします。
(答)見舞金の支払額については、個人情報に関わるものであると思いますし、答弁は差し控えたいと思いますが、死亡者や障害者の見舞金の支払額については、自然災害による人的損害に対する見舞金制度、弔慰金制度に準じることを基本としつつ、沖縄県の特殊事情や見舞金の支払いを行った唯一の事例である昭和49年の那覇市小禄での事故の際の見舞金の額を参考にして算定を行ったところだと思います。
 当該見舞金に加えて、労災制度における一時金や年金の給付も見込まれるので、それらを含め全体として考えていただく必要があると考えておりますが、皆さんがきっと考えていらっしゃったのは250万円ということではなかったかなというふうに多くの方々思っていたのですけれども、私も、幾らでしたか、750万円といわれている話についてですけれども、かなり考えていただいたことだったのではないかなと思います。私も正直こういうことに対しては非常に敬意を表したいと思いますし、努力をしていただいた結果と、また、被害に遭われた方へのその気持ちが込められた見舞金ではなかったかなと考えております。高く評価したいと思います。
(問)昨日から、ロシアのプーチン首相が来日されていまして、今日、首脳会談が予定されていますけれども、関連して北方領土問題についても話し合われると思いますが、関係閣僚として、首脳会談に期待されることなど御所見をお聞かせ願えないでしょうか。
(答)もちろん北方の問題が一歩でも二歩でも前進していただくことを望んでおりますし、プーチン首相が来られて、やはり皆さんの期待も結構大きいのではないかなと、私ども感じておりますので、冒頭申し上げましたように、少しでも前進できるような会談が総理と行われれば、私どもはありがたいなと思っております。
 具体的にどうのこうのというのは、ちょっと私ども情報もありませんので、ここで申し上げられる情報はないのですけれども、私の気持ちとしては、今申し上げたようなことで進んでいただければありがたいなと思っております。

(以上)