佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月20日

(平成21年2月20日(金) 8:48~8:54  於:第4合同庁舎8階819号室)

1.発言要旨

 本日の閣議において、国会提出案件として、照屋寛徳衆議院議員提出に係る高齢者の犯罪に関する質問及び米軍人子弟らによる投石事件に関する質問に対する答弁書の2件について決定をいたしました。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)昨年の大麻事件の検挙が1956年以降過去最多ということなんですが、広がりつつある大麻事案についてどのように対処していけばいいとお考えでしょうか。
(答)今日のテレビでもやってましたけれども、大学での大麻等の事案が目立っているというのは、今仰られたとおりだと思います。若者を中心に大麻に対する抵抗感が乏しくなっているのではないかと思います。大麻だったらいいのかなという思いがそういう方向に走らせるというところもあるのではないかと思いますし、大麻の本当の恐ろしさなどが、まだ周知されていないのではないかと思います。したがって、周知をすることは当然なんですが、(大麻を)所持していることは駄目だけれども、吸引することは法に触れないという安易な考え方がインターネット等に流れていることがこれを助長しているのではないかと思いますし、(大麻の有害性等について)誤解されているのではないかと思います。前にも申し上げましたけれども、大麻の取扱等に関する法律についても、若干分かりづらくなっているところもあるので、これは少しずつ見直していかなければいけないのではないかなと個人的には思っております。
(問)(大麻の)種子については法律の(規制の)対象外となっておりますが、それについての在り方はどのようにお考えでしょうか。
(答)当然、これだけ問題になっているわけですから、何の検討もしないというわけにはいかないと思います。ただ、御承知のように大麻等薬物(の法規制見直しを含む乱用防止対策)については厚生労働省と警察が(政策判断を)一元化して一緒にできるかというと、なかなか出来ない部分もあって、この辺も一つ見直さなければいけないところなのではないかと思いますし、連携をして、早急にしっかりと対応できるような体制をこれから考えていきたいと思います。
(問)麻生内閣の現状なんですけれども、火曜日に中川財務大臣が辞任しまして、党内でこの麻生総理の下で選挙は戦えないという声が公に語られるようになっておりますが、こうした現状と、どう打開していくのか、内閣の一員としてお考えをお聞かせ下さい。
(答)御批判などがあるのは聞いておりますけれども、私は、麻生内閣の一員でありますから、麻生総理をしっかりと支えていくというスタンスに変わりはありません。

(以上)