佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年1月27日

(平成21年1月27日(火) 10:39~10:45  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 本日の閣僚懇談会において、法務大臣からオウム真理教に対する観察処分の第3回目の期間更新決定に関しての御説明があり、引き続きまして、私から国家公安委員会委員長としてこの件についての所信を述べさせていただきました。
 このたびの、オウム真理教に対する観察処分の期間更新決定を踏まえまして、引き続き、公安調査庁等と緊密に連携し、教団の実態解明と違法行為の厳正な取締り、必要な警戒警備等を推進するよう警察当局に指示をしたところでございます。
 次に、道路交通法施行令の一部を改正する政令の閣議決定についてでありますが、本政令は、一昨年の通常国会において可決・成立した道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行等に伴う所要の規定の整備を行うものでございます。
 また、道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行期日を定める政令についてでありますが、本政令は、一昨年の通常国会において可決・成立した道路交通法の一部を改正する法律の一部の施行期日を6月1日とするものであります。
 以上です。

2.質疑応答

(問)中国の冷凍餃子事件について、河北省の政府が指示をするような形で、余った餃子が出回り、新たな中毒騒動が発生していたというような報道もありましたが、(事件発覚から)間もなく1年となりますが、これまでどのような御報告を受けているのか、また、大臣の御所感についてお伺いします。
(答)御指摘のとおり、(事件発覚から間もなく)1年が経つわけでありますけれども、食の安全に関わる重要な事件であるということは言うまでもございませんし、国民の関心も極めて強い事件であると思います。これまでも何回も申し上げておりますが、国内においての捜査は、ほぼ終了しておりまして、薬物が日本国内で混入された可能性は極めて低いとの報告を受けております。中国においては、引き続き捜査中ということでございまして、事案の解明に至っていないと聞いています。引き続き、中国側には、中国における捜査状況等について情報の提供を求めていくほか、日中捜査当局間の連携を密にして、早期の解明に努めていきたいと思っております。先日も日中間の(定期)協議が開催され、その場で(餃子事件についても)話が出たというふうに報告を受けておりますが、(中国側からは、)捜査中ということで、詳しい内容については、なかなか提供いただけなかったのではないかと思います。ただ、間もなく1年経つわけでもありますので、そろそろ何らかの回答が出てきてもいいのかなという思いは、私個人としてはしております。

(以上)