佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年12月12日

(平成20年12月12日(金) 9:18~9:21  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 本日の閣議前に開催されました青少年育成推進本部において、新しい「青少年育成施策大綱」が決定されました。 本大綱には、少年事件対策や少年非行の防止、非行少年の立ち直り支援、少年の被害防止等の施策が盛り込まれているところです。 これら施策について、警察が関係省庁と連携し、精力的に取り組んでいくよう、指導してまいりたいと存じます。
 以上です。

2.質疑応答

(問)本年1月から11月までの刑法犯認知件数が発表されましたが、その中で、今年は通り魔事件が非常に多いということですが、防犯対策等の取組みを進めているとは思いますけれども、御所感をお願いします。
(答)通り魔事件については、社会全体で考えていかなければいけないところがあると思います。犯人の背景を見てみますと、もちろん家庭の問題もあろうかと思いますけれども、(社会からの)疎外感がいろんな形であって、犯行に及んでしまったという状況があるように思えてならないのですが、そういうことを解決していくためには、やはり社会全体がそういう問題意識を持って、国民一人一人がそういう問題を解決するという方向に向かなければいけないのではないかと思います。したがいまして、警察だけで解決できる問題ではありませんが、そういうことを踏まえた上で、警察として何ができるかということを、警察庁としても、また各都道府県(警察)においても考え、解決に向けた何かを模索していきたいと思っております。
 また、職務質問の強化等、警察が自らできることは積極的に推進をしていきたいと考えております。

(以上)