佐藤内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年12月5日

(平成20年12月5日(金) 9:54~10:02  於:第5合同庁舎3階特別会議室)

1.発言要旨

 閣議での御報告はございません。
 報告事項をさせていただきたいと思いますが、沖縄訪問について、12月7日日曜日から8日月曜日にかけて沖縄を訪問する予定であります。今回の 訪問は、沖縄科学技術大学院大学建設予定地等の沖縄振興に係る重要な施策と併せて、普天間飛行場代替施設建設予定地の視察等に行ってまいりたいと思いま す。自分の目で見てきたいという思いで行ってきたいと思います。
 以上です。

2.質疑応答

(問)沖縄訪問日程の中で、日曜日の夕刻に経済団体代表との懇談が予定されているのですが、ここではどのようなテーマをめぐって意見交換される予定なんでしょうか。
(答)改めてテーマは決めておりませんけれども、初めての会合なので、沖縄の方々の思いを伺いたいということと、あわせて私は沖縄県民の皆様方の立場に立って政府側に物を言うという立場でございますから、そういう観点で、いろいろ幅広いお話を伺いたいと思っております。
(問)今年6月に起きた岩手・宮城内陸地震から大体半年ということで、そろそろ冬の時期を迎えるようにも思いますけれども、現場の報告状況であるとか、被災者生活支援の観点から、現在の状況について、どのようなお考えをお持ちであられるか、伺いたいのですが。
(答)先日行かせていただいて、仮設住宅等々を拝見させていただいたり、住民の方々、被災者の方々のお話を聞かせていただきました。特に気になったのは、余り家が壊れていなくて、ところが裏山が崩れていて、現実危険で入れないというおばあちゃんがいまして、素人目から見ると、帰ってもいいのじゃないのと思うんですが、なかなかそれが成し得なかったということで、もう一回県側に要請をさせていただいて、帰れるか、帰れないかを検討してくれということと、そこの被災をして、避難所に入っていましたよね。小学校だったかな、小学校跡だったな。そこに入った方々がだんだんいなくなっちゃって、一人、二人、一世帯、二世帯いなくなっちゃって、何となく取り残されているという状況もあって、非常にお気の毒になったものですから、よく聞かせていただいて、今調整をさせていただいたり、仮設住宅を見たときに、現状を見ると非常にすきま風が非常に強くて、非常に風の強いところだったり、現況を見たときに、そういう対策ができないのかとか、いろいろ県ないし市の方々に要請をさせていただいたりしております。一刻も早く、何らかの形で仮設住宅等々の対策も考えなければいけないというのはあるのですが、現状、今すぐというところまではまだちょっと来ていないのかなと思います。ただ、お一人お一人、整理がついた方々は、そろそろ移転をしているようでありますから、なるべく冬の寒い時期に余り心配のないような方策というのは、私どもからかなり強く申し上げたり、私どもができることはやっていこうということで対策をさせていただいております。
 また、祭畤大橋といいましたっけ、この間、報道等でもやっていただいておりましたが、開通をさせていただいて、そちら側に行ける方々も出てきましたので、少しずつ解消に向けているということは進んではいるんですけれども、どうしてもという人が数人いらっしゃいますので、その対策を、なるべく御要望に沿った対策をできるように頑張っていきたいと思っております。
(問)元厚生次官等に対する殺傷事件について、被疑者が殺人等の容疑で再逮捕されたことについての御所感と、今後の警備体制をどのようにされていくのかについて伺います。
(答)昨日の午後、埼玉県警と警視庁は、先月23日に銃刀法で逮捕していた男を、厚生労働省関係者等に対する殺人及び殺人未遂事件の容疑で再逮捕し、合同捜査本部を設置したと報告を受けております。今後の捜査については、合同捜査本部において、更に捜査を進め、事案の全容が解明されるよう指示させていただいたところであり、慎重に犯罪捜査を進めているところだと思います。
 一方、自画自賛ではありますが、(事件発生後直ちに)厚労省関係者の警備を強化したことが次の犯罪をくい止めたといっても過言ではないところもあり、(今後の警戒警備の在り方については、)捜査の進展を踏まえまして、随時検討していくとの報告を受けております。具体的内容については、警戒警備に支障が生じますので、差し控えさせていただきたいと思います。

(以上)