鳩山内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月3日

(平成21年2月3日(火) 8:51~8:58  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日は閣議前の国家公務員制度改革推進本部におきまして、私は、内閣の戦略的中枢機能を高めるという観点を強く意識して、よく考えて私は総務省の人事・恩給局の人事部門、それから行政管理局の機能を内閣官房へ移管するという重大な決断をしたということを御説明いたしました。

2.質疑応答

(問)「かんぽの宿」の件で、昨日大臣は、国会答弁で日本郵政の立入検査も視野にとおっしゃいました。今後の具体的なスケジュールなどありましたらお願いします。
(答)これは、もちろん西川社長にお越しいただいて、私は説明を受けました。もうだいぶ前ですね。後は郵政行政部の部長を通じて日本郵政とのやり取りをしているわけで、当然、私が23項目の質問はしましたけれども、その前から郵政行政部の方では、日本郵政に対していろいろな質問はしているようです。文書であるかは別にして。結局私に対する答は、通り一遍のものであったということ。詳細な資料を出してくれということを郵政行政部の方で言っているようですが出てこないという状況があるわけです。ですから、これからも粘り強くとは申しませんが、時間をそんなに掛けることではありませんから、当然日本郵政から、説明を求めていきますけれども、それでもらちが明かないということであるならば、日本郵政株式会社法第15条に総務大臣の権限が定めてありまして、報告しろという、報告徴求、つまり報告しなさいという求めができる。あるいは総務省の職員による立入検査ができるということになっておりますから、それは最終手段と考えておりますから、今、立入検査を直ちにしようと言っているわけではありません。理解できるような資料が出てこなければ、やむなく立入検査もしますよということを申し上げた。
(問)そんなに時間はないですか。
(答)悠長にやっていることではない。まず、報告が先ですよ。説明が十分でなければ報告徴求というものをする。報告しろと言える。それでもらちが明かなければ立入検査ということですね。
(問)具体的にどういう資料、情報を求めているのですか。
(答)それは、やはり入札、入札というけれども、その詳しい経緯や各社の応札状況。どうして27社が2社になったように、いくつもあきらめていったのかという状況説明。それだけではない。私が言っているのは価格ですよ。1万円の物が6,000万円で売れる。それはどういうことかというと、そこの「かんぽの宿」が赤字だったからでしょう。赤字だったから、収益性がないから1万円でもいいと。買ったレッドスロープはあっという間に6,000万円で売ると。東京新聞さんはおられますか。今日の東京新聞に出ていますよね、もう1つ。指宿でしたか。あれは値段が明らかではないですね。あれも1万円でしょう。だから、しつこいようですけれども、減損処理というのは企業会計ではあるそうです。減損処理をして、帳簿価格を決めて、帳簿価格よりも1円でも多ければいいのだということをどうして日本郵政はそういう考えになっていったのか。私は、その疑問について答えてもらいたい。1万円でいいという判断をしているわけでしょう。いや、それは今度のこととは違けど、儲からないから1万円でいいということはどこから出てくるのか。そういう馬鹿な考えがどこから出てくるのか。そういう体質について私は攻め込みたいですね。
(問)ありがとうございました。
(答)はい。

(以上)