甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年9月11日

(平成21年9月11日(金) 10:27~10:34  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは特にありません。

2.質疑応答

(問)8日の両院議員総会で、首班指名のときに若林両院議員総会長の名前を書くということで決まりましたけれども、受け止めをお願いいたします。
(答)自民党は、議論は尽くすと。それから、その上で最終的に出た結論については一致結束して、その決定に従うというのが伝統的な良さですから、若林さんに決議された以上、そこに沿ってきちっと首班指名を行うと。その後に、正にゼロからの出直しで、国民の期待にこたえられる人材を党のリーダーとして選出をするという過程に入るということであります。
(問)その後に国民の期待にこたえる人材をというお話ですが、総裁選が18日に告示されますけれども、自民党総裁選で今の段階で、大臣自身どのようなスタンスで総裁選に臨まれるお考えか。また、現在、石破農水大臣や谷垣元財務大臣など、何人か候補になるのではないかと言われている方がいますけれども、そういった特定の方どなたかを支持されるお考えはおありでしょうか。
(答)国民の7割以上の方は、自民党に一から出直しをして再生をして、その再生をした自民党が再び政権を担ってもらいたいという期待を持っていただいているわけです。これは大変ありがたいことでありますから、もうゼロから、白紙から出直すということがしっかり伝わることが必要だと思います。そういう意味では、この国民の批判を真摯に受け止める誠実な人柄、これがきちんと伝わるという人がいいですし、そして「再生」ですから明るい気持ちで前向きに実行力のある人がいい。そういうことを踏まえて、ディベート能力の高い人、そういう要素を満たす人が、この自民党の再生の先頭に立てるんではないかと思います。
 私のイメージとしては、今もお話が出ましたけれども、谷垣禎一さんは適任者の一人だなという思いは、私自身は持っております。
(問)谷垣さんが適任者だというのは、そういった資質の条件に合致すると……。
(答)そうです。やっぱり、自民党が反省して出直すという真摯な姿勢が、非常にお人柄としてよく伝わる人でありますし、保守本流の重厚感もありますし、再生に向けて明るい人柄であると、そういう上でディベート能力も高いと。これは党首討論で鳩山さんと議論を交わしていくわけでありますから、そこで責任野党としてさわやかな論戦を挑めるんではないかというふうに思っています。
(問)話は変わるんですけれども、昨日、人事院の谷総裁が辞意を表明されて、今日の閣議で了承されたと思うんですけれども、甘利大臣は今年の初めぐらいには公務員制度改革をめぐっていろいろな対立があったかと思うんですけれども、今回の辞意表明はどのようにお感じになりますでしょうか。
(答)こういう決断をされるんであるならば、もっと早くしていただければ公務員制度改革法案は成立をしていたと思うんですけどね。ちょっと遅かったかなと思いますけど。
 とにかく、調整がおくれにおくれて、国会に提出できたのが随分ずれ込んでしまったと。しかも、提出した後もいろいろともめていましたから、ですから、審議入りがそれからまた3カ月もおくれてしまったと。もう物理的に審議を事実上始めようといったときには、もう時間がなくなってしまったということが非常に残念ですね。
(問)ちょっと話を戻しますが、谷垣さんはまだ明確に総裁選に出馬するかどうか意思表示をされていないと思うんですが、大臣のほうから促すようなことというのはあるのでしょうか。
(答)適任者がもっといれば、どんどん出ていただきたいと思いますし、私はこの時点で、世の中が自民党に対して求めている課題と照らし合わせると、非常に有為な人材の一人だなというふうに思います。より適切な人がいたら、是非、そういう方も推薦なり自薦他薦なりで出ていただくことが必要だと思います。
 今のところ誰も名乗りを上げていないと。今どんな方が適任かというお問い合わせがありましたので、私のイメージ、その国民の要請に対して、こういうイメージを抱いているということを申し上げたわけでして、機会があれば是非勧めてみたいと思いますけど。

(以上)