甘利内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年11月4日

(平成20年11月4日(火) 10:15~10:20  於:内閣府本府5階522会見室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 私からは特に報告はございません。何かありましたら、どうぞ。

2.質疑応答

(問)内閣支持率なんですけれども、読売新聞の調査なんですけれども、支持と不支持が逆転しているというような状況がありまして、支持率が40%程度ということで、低下傾向にあるんですけれども、先日、追加経済対策を発表したばかりということでもあるんですが、今内閣、国民の目というんでしょうか、どういうふうに見ているというふうに大臣の方ではお受け止めでいらっしゃるんでしょうか。
(答)恐らく麻生総理になって、麻生総理らしさですね、かなり核心をついて具体的にいろいろ主張されてこられたと。ですから、あまり型にはまらないらしさというのがぼんと出るであろうということに対して、今のところ、あまり決まった型からはみ出ていないという部分で、麻生らしさということをまだ感じ取っていただけてないんだと思いますよ、私なりの見方ですね。
 ですから、これから外交を中心に麻生総理が、そして麻生総理が代表する日本が世界をリードする場面がいつか出てくると思うんですね。そういうところでディス・イズ・麻生という感じが伝われば、支持率にもはね返ってくるんではないかと思います。
 かなり慎重なスタートをしていますから、国民の期待というのは、割と型破りが麻生的という期待があるんだと思うんですね。しかしながら、やっぱり総理大臣の候補者であるということと、総理大臣であるということは、少し違いますから、そういう点では、ある意味破天荒さというのは、若干優等生的になっていくんだと思いますけれども、その辺のギャップじゃないんですかね。型破りさを多分期待しているんだと思うんですけどね。どうしても候補者のときよりも、総理自身になれば、優等生的にならざるを得ない部分はありますからね。
(問)週末の顧問会議のワーキンググループでは、とりあえず精力的に議論を詰めて11月中に詰めていこうという方向でまとまりましたけれども、その前日の党の方の行革本部の方の議論では、拙速な議論を避けるべきだという意見の方が大勢を占めていたと思うんですけれども、最終的には大臣が政治決断されるということですけれども、その党の意見とのねじれのあたりはどのように対処していこうとお考えになりますか。
(答)党の中馬本部長も拙速な議論でいいとはおっしゃらないと思うんですよ。精力的に詰めてくれと。そして、内閣人事局を設置するための予算要求と言っても、予算要求をするには議論をして積み上げて、どの予算を要求するかということをきちんと精査できなきゃいけないんですね。それには何をするかという議論をちゃんと詰めていかないと、予算要求ができないんじゃないかと思うんですよ。つかみ金で要求するわけじゃないですから、とりあえずこのぐらい頂戴ねという、こんなアバウトな査定ではいけませんから、中身を詰めていかないと、細目にわたってすべてとは言いません。最低限の設置をするために必要な議論が詰まっていかないと、予算要求につながっていかないじゃないかと。だから、ちゃんと中身の議論を精力的にやってくださいと。予算要求することに耐えうるだけの議論をしてくれということを申し上げているんであります。
 ですから、その予算要求のタイムリミットが来るときに、要求に足りる最低限の議論ができているかどうかということは、判断をしていかなきゃならないと私は思っています。

(以上)