野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年7月6日

(平成21年7月6日(月) 10:51~10:55  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議については、特に御報告することはございません。
 私のほうから1つございます。
 本日閣議後、第51回IT戦略本部が開催され、2015年を目指した新たな国家戦略である「i-Japan戦略2015」が決定されました。
 この「i-Japan戦略2015」は、国民が主役のデジタル社会を実現しようとするもので、3大重点分野として、「電子政府・電子自治体」、「医療・健康」、「教育・人材」を位置づけるとともに、産業・地域の活性化やデジタル基盤の整備に取り組み、利用者がデジタル技術の恩恵を心から感じられる社会の構築を目指しています。
 詳細につきましては、この後、事務方のほうから皆さんにブリーフをさせていただきます。
 私のほうからは以上です。

2.質疑応答

(問)静岡県知事選挙の結果について、民主党などが支援する候補者が当選をしました。民主党側はこれを足掛かりに政権交代につなげていきたいという考えのようなんですが、大臣は閣僚としてのお受け止めはいかがでしょうか。
(答)坂本候補は私の友人ですけれども、彼女は本当に大変頑張ったと思います。惜しかったと思います。今朝も電話をいただきまして、女性ということだけではなく、大変すばらしい政策立案能力のある人ですから、またどこかの政治の場でしっかり頑張っていただきたいなと思うし、お伝えしました。
 選挙というのは、今、都議選もやっていますし、知事選もありますし、それぞれやはり微妙に事情が違っていたり、環境が違っていたりするので、にわかに静岡県知事が民主党推薦の方になったから、全国一律政権交代というような、そんな単純な国ではなかろうと思っています。
 ただ、やはり自民党に対する厳しい評価があることも事実ですから、むしろ私たちはそういう厳しさをしっかり真摯に受け止めて、真剣にそれぞれの候補者が来る選挙のために運動をしっかり頑張っていただければいいんじゃないかなと思います。
(問)今回僅差で敗れた理由については、どのようにお思いになりますでしょうか。
(答)敗れた理由として、一つには、調整が遅れて、かなり県内の組織の取りまとめに時間がかかったということを聞いています。
 もう一つは、やはりまだまだ女性というのは社会的地位が低いのかなと。なかなかやはり有権者の皆さんは、女性を政治のトップに押し上げていただけるだけの時代ではないのかなということも感じますね。
(問)坂本陣営では、国政の、麻生政権の人事の問題や鳩山総務大臣と総理とのやりとりの問題などがやはり響いたというふうに見ている人もいらっしゃるようなんですけれども、それについてはどう思われますか。
(答)私も落選したことがあるんですけれども、それは常に、負けたときには必ずいろいろな分析があって、いろいろな理由があるだろうという幾つかのうちの一つなんだろうと思います。それはそれで謙虚に受け止めなきゃいけないのかなと。

(以上)