野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年2月17日

(平成21年2月17日(火) 9:01~9:08  於:第4合同庁舎6階605号室)

1.発言要旨

 本日の閣議について、特に御報告することはございません。
 私からは1つあります。
 本日の閣僚懇談会において、現下の経済情勢を踏まえた自殺対策の推進について発言しました。政府においては、自殺の社会的要因である失業や倒産等に対する相談支援対策を推進するとともに、心の健康に関する相談体制を充実してまいります。
 また、自殺予防のために、私から国民の皆さんにお願いがあります。周囲の方が自殺を考えているのではないかと思い当たるときには、「周りの人の悩みに気づき、耳を傾ける。」「早めに専門家に相談するよう促す。」「温かく寄り添いながら、じっくりと見守る。」の3点を心がけていただきたく思います。
 今後は、これらを踏まえた啓発活動を実施するなど、国民一人ひとりが自殺予防の主役として行動できるように積極的に取り組んでまいります。
 詳細は、共生社会政策担当までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)中川財務大臣のローマでの記者会見で記者の質問と応答がかみ合わなかったことについて、映像で見られたと思いますが、感想をお願いします。
(答)事情がわからないうちは少々ショッキングな映像でした。今朝、御本人からローマでの7か国財務大臣・中央銀行総裁会議等の報告がありましたが、まだ咳をしておられましたし、鼻声でいらっしゃって、体調が芳しくなかったのかなということは察することができました。
(問)会見前に飲酒をしていたのではないかということも問題になっていますが、中川大臣の御説明を野田大臣はどのように受け止めましたか。
(答)私は、飲酒の件に関しての詳細なやりとり、中川大臣の発言について必ずしも十分に把握しているわけではありませんので、コメントできる立場にありません。
 ただ、体調管理ということは国会議員、そして当然、国務大臣にとっては極めて大きな義務であると思っておりますので、今後はやはりしっかりセルフコントロールしていただきたいなと願っています。
(問)G7という国際的な場での醜態ということで、野党は問責決議を出そうとしていますが、辞任に値すると思われますか。
(答)辞任する、しないというのは、専ら御本人か、又は任命された総理がお決めになることですので、コメントは差し控えます。ただ、昨日も与謝野経済財政政策担当大臣から平成20年10-12月期のGDP速報値の発表に際して「戦後最大の経済危機である」という発言があったように、与野党問わず全ての国会議員は、現下の経済対策を速やかに実行することに専心するべきであって、現在、第二次補正予算の執行も関連法案の審議の遅れから立ち往生していますし、遅れれば遅れるほど平成21年度本予算の方にも響いてくるということで、まずは経済対策・景気対策に全ての国会議員が耳目を集中するべきではないかと思います。
(問)今の話の関連で、予算審議が遅れている中でも経済は動いており、更に悪くなることもあり得ることから、追加の対策が必要になってくるのではないかという声が上がっていますが、大臣はどう思われますか。
(答)今まさに第二次補正予算の執行も関連法案審議の遅れから遅々として進まず、本予算も入口に来たというところでありますから、更にその先の話をすることは控えるべきだと思いますが、やはり与謝野大臣の仰った言葉の意味するところは大変重いですから、異例な経済情勢の時には、異例な対策を採らなければいけないということで、その枠の中では、今から自分なりにいろいろ考えなければいけないかなと思っています。
(問)小渕大臣が第2子を妊娠されたということで、野田大臣は小渕大臣と非常に親しくしていると聞きますが、今回の件についてどのように報告を受け、また、その時どのように思われましたか。
(答)大変親しくさせていただいているので、皆様よりは少しだけ前に御本人から報告を頂いておりました。
 最初のお子さんを連れて度々家にも遊びに来てくれていますが、兄弟ができるということは小渕家にとってもとてもよいことだなと思います。あと妊娠というのはもちろん病気ではないのですが、無理をしてはいけない部分も随分あります。ですから、女性閣僚は現在2人しかいませんので、小渕大臣の手助けができることは率先してお手伝いしていきたいなと思っています。
 何か私の叶わぬ夢を実現してくれているようで、本当に私自身がうれしさで胸がいっぱいになっています。

(以上)