野田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成21年1月13日

(平成21年1月13日(火) 8:35~8:40  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 皆さんおはようございます。
 本日の閣議については、私から特に報告することはありません。

2.質疑応答

(問)内閣支持率が軒並み2割を切るような状況ですが、受け止めをお願いします。
(答)通常国会の会期の中で、今現在、二次補正予算の審議をしているところで、今日は衆議院本会議での採決等が予定されておりますし、この後は21年度本予算の審議が続くという具合に、まさに今はそうした作業のプロセスの途中であるわけです。そういう中で、現時点での支持率が下がるということはとても残念ではありますが、予算案や関連法案が成立し執行された結果どうなるかというのも与党自民党、政府にとってとても重要なことですので、その時間差がどうしても存在するということを踏まえて、冷静に取り組んでいきたいと思います。
(問)支持率が低迷する中、特に定額給付金は7割以上の方が評価していないようですが、補正予算が通ったとしても、その辺はなかなか難しい評価になる可能性もありますよね。
(答)かつて、小渕内閣のときの地域振興券も、執行される前は、確か当時の宮澤大蔵大臣も最初は、もちろん当事者であられたわけですが、今ひとつの反応だったと記憶しております。それでも、実際に地域振興券が渡った段階になると、そういう批判というのはなくなっていたのではないかと思いますので、やはり、今、二次補正の全体像まではあまり語られず、定額給付金のことのみで補正予算案を議論する姿勢は大変危険ではないかなと考えます。週末、地元に戻って、地方の議員さんの話や、間接的ですが今選挙戦の最中の知事さんの話を聞きますと、やはり二次補正というのは、地方に対するかなり相当な手当てがなされることになっていますので、そういう部分から見れば、やはり二次補正予算というのは早期にしっかり通してほしいというのが地方の声だと思います。そういう地方の声も直に聞いてきましたので、ここはやはりバランスというのが大事なのだろうと思っています。
(問)H-ⅡAロケットを使用した韓国の衛星打上げの受注が正式に決まりましたが、そのご感想と、あとロケットの海外市場への今後の展開に関し、何か期待や展望があれば教えてください。
(答)そうですね、まずは率直にうれしいです。宇宙開発担当大臣として初仕事と言いますか、そもそもこれまで内向きであった日本の高い技術をどんどん世界の市場に送り出そうというのが一つの大きな流れになってきていますので、打上げ受注第1号が早々に決まったということは、これから更に弾みがつくのかなと期待しています。誰から聞いても、日本の技術力はピカイチですから、今後外交努力ですとかを積み重ねるとともに、もっともっと国民の皆さんにもその高い技術を知っていただいて、応援団を作っていかなければいけないなと思っています。
(問)消費者問題に関する特別委員会が設置されましたが、実際、始まる段になりますと、国対マターになっている現状で、審議の遅れも予想されています。改めて、今後の進め方について、大臣はどのようにお考えですか。
(答)仰るとおり、国対マターになっておりますので、担当大臣である私がとやかく動かすわけにはいかない領域ですから、ただひたすら船田委員長、そして各党の理事さんたちに精力的に委員会立てをしていただくしかありません。この法案は与野党対決法案ではありませんから、消費者、国民が久しく待ち望んでいること等々も踏まえて、一日も早い成立をお願いしたいという、それがまさに私の心の叫びです。

(以上)