上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年6月20日

(平成20年6月20日(金) 9:54~10:02  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議は、一般案件が4件、国会提出案件が41件、計45件の案件がございました。このうち私の所管案件はございませんでした。
 また、閣議におきまして、来週の6月23日から29日までの1週間、男女共同参画週間を実施する旨、発言いたしました。本週間は、男女共同参画社会基本法の目的及び基本理念に対する国民の理解を深めることを目的とし、同法の公布・施行日であります6月23日に合わせて毎年実施しているものでございます。
 本年は、「わかちあう 仕事も家庭も喜びも」という標語の下で全国的に広報啓発活動を展開してまいります。本週間の中央行事といたしまして、6月26日木曜日の13時より、日比谷公会堂におきまして、シンポジウム「男女共同参画社会づくりに向けての全国会議」を開催いたします。全国会議では、私から「今後の日本社会と女性の活躍について」と題して講演を行う予定でございます。さらに、日産自動車株式会社取締役社長のカルロス・ゴーン氏に「女性が変える企業の元気」というテーマで御講演をいただくほか、パネルディスカッションも用意してございます。
 また、26日木曜日の11時30分からは、官邸におきまして、男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰及び女性のチャレンジ賞・支援賞・特別部門賞、各賞の表彰式が開催されます。このうち男女共同参画社会づくり功労者内閣総理大臣表彰は、従来、内閣官房長官が行ってきたものでございますが、男女共同参画社会づくりに向けた取組の一層の促進を図るため、今年度から内閣総理大臣から表彰していただくことになりました。
 なお、同日17時15分からは、内閣官房長官と私の主催によります表彰、受賞者も含めました全国各地で御活躍の女性及び各界の有識者の皆さんとの懇談会が、官邸で開催されることとなっております。詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと存じます。
 報告事項ですが、まず1点は福井県訪問でございます。
 お手元にお配りしております資料のとおり、本日から福井県を訪問いたします。本日は、子育て支援関係施設であります「愛育ちびっこハウス」、「ひだまりの家」、そして「ハーツきっず学園」を視察いたします。なお、「ハーツきっず学園」におきましては、「オープン!子ども・家庭大臣室」として、多子世帯または三世代同居世帯の保護者の皆さんと懇談を行う予定でございます。
 明日は、「ふくいきらめきフェスティバル2008」といたしまして、「女性のさらなる活躍に向けて」と題した特別公演を行う予定でございます。詳細につきましては、共生社会政策統括官付の少子・高齢化対策第1担当または男女共同参画局総務課までお問い合わせいただきたいと思います。
 2点目でございます。「公文書管理の在り方等に関する有識者会議」の第8回の会議を、6月23日月曜日、午後5時から開催いたします。詳細につきましては、内閣官房公文書管理検討室にお問い合わせください。
 以上でございます。

2.質疑応答

(問)保育ママの制度化等を目指して出されていた児童福祉法の改正案は、参議院の審議拒否により廃案となる方向です。少子化担当大臣としてどのように受け止めていらっしゃるかと、今後の法案の取り扱いについて教えてください。
(答)今回、昨年の12月に「子どもと家族を応援する日本」重点戦略という下で、1月から大きな国民運動として、少子の問題、仕事と生活の調和の問題ということで取り組んでまいりました。制度的な担保ということで、この保育ママの制度については、家庭の中で身近に保育をサポートしていただけるということで、期待をしておられる方たちが大変多いものでありますので、1日も早い法案の成立が実現ができるように、今日で今国会は閉幕でありますけれども、次の臨時国会等もございますので、1日も早い合意をお願いしたいと思っております。
(問)制度化とはまた別に、何か運用改善みたいなもので、緊急的に対策をなさるようなお考えというのはありますでしょうか。
(答)やはりしっかりと合意していただいて進めていくことが大事だと思うので、ここは「新待機児童ゼロ作戦」という3カ年の計画もありますし、しっかりと骨太に動いていくことが、私は大切だと思います。
 ただ、子供が育てられる環境の整備ということで、課題、問題があればきめ細かく改善していくことは当然でありますので、そういう流れの中ででき得ることについてはベストを尽くしていきたいと思います。

(以上)