上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年4月11日

(平成20年4月11日(金) 9:33~9:40  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 4月11日金曜日、本日の閣議は、一般案件が1件、国会提出案件が25件、公布が2件、法律案が3件、政令が4件、計35件の案件がございました。
 このうち、私の所管案件はございませんでした。
 報告事項として2件ございます。
 まず、「第24回男女共同参画推進連携会議」についてでございますが、週明けの4月14日、月曜日に官邸大ホールにおきまして会議を開く予定でございます。全体会議の冒頭、私から挨拶をさせていただき、そのまま会議に参加する予定でございます。
 当会議は、男女共同参画づくりに関しまして、広く各界各層との情報、意見交換を通じまして連携を図り国民的な取組を推進するため、平成8年に発足した会議でございます。議員名簿につきましては添付資料を御覧いただきたいと思います。
 今回の会議におきましては、女性の参画加速プログラム、ワーク・ライフ・バランスの推進など、最近の動きについて説明をした後に、20年度の男女共同参画連携会議の今後の活動計画について意見交換が行われる予定でございます。男女共同参画社会の実現のためには、世代や性別を超えて、広く国民、各界各層との対話と協働を図りながら実践的な取組を進めていくことが必要と考えております。
 本連携会議におきましては、北城議長を始め、様々な分野において御活躍されている皆様にお入りいただいておりますので、そうした力もお借りしまして、2020年、30%の目標達成や仕事と生活の調和、ワーク・ライフ・バランスの実現に向けてともに力を合わせて取り組んでまいりたいと考えております。詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと思います。
 2点目でございますが、青少年育成に関する有識者からの意見聴取についてでございます。
 お手元に資料をお配りしておりますけれども、来週の14日、月曜日午後6時から青少年育成に関する有識者との懇談を開催いたします。
 今回は、「国際化社会における日本の青少年」をテーマといたしまして、国際化に関して大変見識の高い3名の有識者の方々にお集まりいただく予定でございます。国際社会におきまして、日本の位置づけ、また日本の青少年を取り巻く環境も大きく変化している中で、今後の日本の青少年の健全育成という観点から、グローバル化への対応をどのように考えるのか等につきまして、3人の有識者の皆様より、大変短い時間ではございますが、忌憚のない御意見を頂戴したいと考えております。
 詳細につきましては、共生社会政策統括官付の国際担当又は青少年育成第1担当までお問い合わせいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)今ほどお話がありました男女共同参画推進連携会議なんですけれども、これは大臣が出席されて、今ほどおっしゃったように女性の参画加速プログラムですとか、あとワーク・ライフ・バランスの憲章とか行動指針への協力を求めるといったような趣旨なんでしょうか。根っこのところは活動方針の決定があると思うんですけれども、そのあたりのお考えをお聞かせいただければと思います。
(答)今お手元にお配りしておりますが、この連携会議には大変多くの機関あるいは企業の中で御活躍の皆さん、男女共同参画を支えてきた各団体の皆さんに御参加いただいております。昨年の暮れにまとめられましたワーク・ライフ・バランスの憲章と行動指針を国民運動として展開していくということ、そのためには、こうした幅広い活動に取り組んでこられた団体の皆さんにもよく御理解をいただいて、この協働の輪の中で活動をさらに推進していただくべくお願いを申し上げるところでございます。
 また、今週の火曜日に決定されました「女性の参画加速プログラム」につきましても、その内容、趣旨について十分に説明をさせていただきまして、そして、各団体また地域の中で、そうした目標に向けて力を結集することができるようにという要請をするところでございます。
 これからの男女共同参画の流れというのは、ワーク・ライフ・バランスも、また少子化対策も、そして女性が御家族、地域社会あるいは企業、組織、様々な分野で更に輝いて活躍していただけますように、この会議そのものも新たな段階に向けて皆様の様々な御意見をいただきながら、活動のステージを一段上げて取り組んでいただきたいと思っております。その点につきましても、議長を中心として、有識者議員の先生方、また参加していらっしゃる全ての皆さんによくお願いをし、そして御意見を頂戴し、そしてともに活動していく、そういうスタートの場にしていきたいと思っております。

(以上)