上川内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年1月11日

(平成20年1月11日(金) 9:36~9:42  於:合同庁舎4号館 6階605号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 1月11日、本日の閣議でございますが、一般案件が1件、国会提出案件28件、公布1件、政令1件、報告1件、計32件の案件がございました。
 このうち、私の所管案件はございませんでした。
 また、私の方から報告事項1件ございます。
 本日、改正配偶者暴力防止法が施行され、保護命令制度の拡充や市町村の役割強化などが行われました。配偶者からの暴力への対策を推進する上で大きな意義を有するものと考えております。内閣府といたしましても、地方公共団体等に対する説明会の開催や各種広報媒体の活用などによって、改正内容の周知に努めるとともに、改正法を踏まえ、国が定める基本方針について、他の所管省庁とも見直しを行ったところでございます。
 配偶者からの暴力の防止及びその被害者の支援は、男女共同参画社会の実現に向けた重要課題でありまして、関係省庁と連携の上、改正法及び改定された基本方針に基づいて施策の充実を図り、配偶者からの暴力のない社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 詳細につきましては、男女共同参画局にお問い合わせいただきたいと思います。
 私からは以上でございます。 

2.質疑応答

(問)古賀派と谷垣派が合流することになって、党内の第三派閥でありますけれども、大臣はこの合流についてはどう思われますか。
 古賀派と谷垣派の合流について、正式決定は16日ということですけれども、この動きについてどう思われますでしょうか。
(答)私が当選した直後に派が分裂をするという大変残念な事態が起きてから、若手の議員の仲間の中では様々な活動で交流をしてきましたので、そういう意味では違和感もなく一つになっていくことができると思っています。政治状況、派閥のあり方あるいは政策手段のあり方について変わってきておりますので、新しい時代というか、政治状況の中、あるいは時代の中でこうした派閥のまとまり、政策集団としてのまとまりがどういう役割を果たしていくことができるのかということについて、私としては新たな挑戦をしていくきっかけになればと思っております。
 昨年、50年の節目の年ということで、過去をさかのぼって結成当時から様々なかかわりのある皆さんへヒアリングをして、政策的なパンフレットをまとめさせていただきましたけれども、その時代の中で果たす役割というのは変わるものだなということをそうした取組を通じて感じました。これからの時代にふさわしいあり方を創造していくということが大変大事じゃないかと思います。
(問)これからの時代にふさわしいというのは、例えばどういったことでしょうか。
(答)やはり世代とか当選回数の違いももちろんございますし、そして政策の部分でいきますと、短期的な直近の問題のみならず、長期的な視野に立った検討ということについては、この間政策集団が果たす役割は大変大きいものであったと思います。一つの志を等しくする仲間を中心に外部の様々な皆さんと連携を図りながら、新しい政治の課題について忌憚ない議論をすることができるというのは大変大事な民主主義の基本であると思いますので、そういう活発な議論が交わせるような場、そしてそれが国会の中でもしっかりと、いろいろな考え方にのっとって自分の意見を固め、また仲間としての発言も課題として提起していくことは、これからも大いに役割のあるものと私は思っております。

(以上)