泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月28日

(平成20年3月28日(金) 9:03~9:09  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 今日は大臣のご発言が幾つかありましたので、ご紹介をさせていただきます。まず、官房長官から官邸における情報機能の強化について、外務大臣から「包括的な経済上の連携に関する日本国及び東南アジア諸国連合構成国の間の協定の署名」について、これは経済産業大臣からもご発言がありました。それから、経済産業大臣から「資源確保指針」について、このことについて外務大臣からご発言がございました。総務大臣から「労働力調査報告」、「消費者物価指数」などの公表、厚生労働大臣から有効求人倍率のご報告、岸田国民生活担当大臣からバリアフリーに関する関係閣僚会議についてご報告がありまして、名称をバリアフリー・ユニバーサルデザインに関する関係閣僚会議ということにし、防災担当の私もこのメンバーに入ることになりました。文部科学大臣、岸田科学技術政策担当大臣からエンデバー号の帰還についてのご発言がございました。
 閣僚懇談会に入りまして、官房長官、それから国土交通大臣、総務大臣から公共工事の品質確保に関する当面の対策についてご発言がございました。

2.質疑応答

(問) 本日深夜、東京都文京区内で無理心中と思われる事件が発生しました。2月にも足立区内で家族間の殺人と思われる事件が発生しています。これらの事件をどのようにとらえていますか。
(答) 本日の事件については詳細を承知しておりません。事件に触発されて次の事件が発生しているのではないかと仰る方もいるようですが、(このような事件の背景には、)家族の絆の変化や、社会情勢の影響のほか、様々な要因があると思います。このような事件が起きないように、警察としても更に努力すべき部分があるのではないかと思いますが、関係省庁、地域、学校等の様々な方々が、もう一度足元を見直して対処していくことが大切ではないかと思います。
(問) 本来守るべき家族が犠牲者となることについては、いかがお考えですか。
(答) 正直申し上げて私には理解しがたいです。「最後の拠り所」が親であり兄弟であるとして、少なくとも私の世代は育てられ、そう思っています。社会の変化が激しくて親が子供の考え方に付いていけなかったり、若者がゲームの殺人場面と現実とを混同したりしているのかもしれません。私としては、家族に守り、守られるという大切なところを日本社会は考え直すことが重要であり、これは教育の問題にも及ぶ、少し根が深い問題であるという思いを持っています。

(以上)