泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年3月25日

(平成20年3月25日(火) 9:09~9:17  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 今日は、岸田規制改革担当大臣から「規制改革推進のための3カ年計画(改定)」についての御発言がございました。また、環境大臣から「循環型社会形成推進基本計画の変更」「廃棄物処理施設整備計画」について、国土交通大臣から平成20年地価公示について御発言がございました。外務大臣からアフリカ出張の御報告がございました。
 その後、閣僚懇談会に入りまして、岸田国民生活担当大臣から生活安心プロジェクトの4つの国民運動の実施状況についてお話がございました。

2.質疑応答

(問) 日曜日(23日)に土浦市で起きた無差別殺人事件について、犯人は指名手配中であり、また現場で警察官が警戒していたにもかかわらず事件を防げなかったとの批判がありますが、どのように見ておられますか。
(答) まず、亡くなられた方の御冥福と、負傷された方々の御快方をお祈り申し上げます。
 事件の概要は既にご承知のとおりでございますが、茨城県警察では、170名の警察官を配置し、特にJR荒川沖駅には8名の警察官を配置して体制を整えておりました。しかし、改札口を出た被疑者を見逃したこと、通行人が殺傷される中で対応できなかったことについては、大変重く受け止めなければならないと思います。被疑者の顔が(手配写真と比べて)変わっていたこともありますが、多人数の方を死傷させる事態に至ったことは、重く受け止めなければなりません。
 既に警察庁としては、茨城県警察に対し、今回の事件の検証を指示しています。至らざるところがあれば、対処方策を考えなければならないと思います。また、各都道府県警察に対し、凶悪犯罪の指名手配被疑者の捜査の在り方等について文書で指示したところです。
(問) 本日、中国製冷凍餃子事件に関する第3回の実務者レベル会合が開催されますが、何を期待されていますか。
(答) この事件については、これまで日中の警察間で情報交換をしてきたところであり、首脳級会談も合わせれば今回は4度目の会合ということになります。中国から鑑定の専門家にお出でいただき、今日から3日間、情報交換をいたします。日中の専門家が科学的・技術的な意見を交換することで、事実の解明に近づくことを期待しております。

(以上)