泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年1月18日

(平成20年1月18日(金) 9:34~9:43  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 閣議では「第169回国会における福田内閣総理大臣施政方針演説案」ほか3件の決定をいたしました。それから、「日本経済の進路と戦略―開かれた国、全員参加の成長、環境との共生―」についても決定をしたところでございます。そのほか、平成19年度補正予算、平成20年度予算等について国会提出を決定をいたしました。
 その後、関係大臣からご発言がございまして、大田経済財政政策担当大臣から、平成20年度の経済見通し、そして、先ほどの日本経済の進路と戦略についてご説明がございました。これについて、総理からご発言がございました。
 それから、財務大臣からは19年度の補正予算と20年度の予算についてのご発言がございまして、その後、内閣官房長官から、内閣から今国会に提出予定法律案数についてお話がございました。
 閣僚懇に入りまして、私の方から先日熱海で行いました「ぼうさいカフェinあたみ」についてのご報告をいたしました。その後、総務大臣から郵便局の現状についてのお話がございました。

2.質疑応答

(問)交通事故死者数が減少傾向にある中で、「交通事故死ゼロを目指す日」を本年2月と4月に二日設けることとされました。これについてどのようにお考えでしょうか。
(答)昨年、交通事故死者数を5,744人まで減少させることができましたが、さらに第8次交通安全基本計画の目標(5,500人以下)を達成するため、引き続き取り組まなければなりません。4月の「交通事故死ゼロを目指す日」は春の交通安全運動期間中と承知しております。交通事故死者数がゼロの日はこれまでなく、実現はなかなか難しいですが、警察としても積極的に協力したいと思います。
(問)反捕鯨団体シーシェパードの活動家の身柄がオーストラリア政府に引き渡されたことについて、どのようなご意見をお持ちでしょうか。
(答)IWCで認められた正当な調査捕鯨活動を妨害することは、あってはならないことだと思います。今回の措置については、オーストラリア等との関係を踏まえた高度な判断に基づくものと理解しております。ただ、サミット警備を預かる立場から一言申し上げますと、今回の措置により、また今回のような措置が再び行われたとして、シーシェパード等の活動家に「間違ったシグナル」をもし与えてしまうとすれば、看過し得ないことだと思います。今後とも注目してまいりたいと思っております
(問)出会い系サイトに対する規制を強化する法改正を検討されているようですが、何かご所感はありますか。
(答)この問題は、私の就任時からの大きなテーマの一つだと思っております。有識者等からご意見を頂戴しつつ、今国会への提出を目指して改正法案の検討を進めております。インターネット上の有害情報等の実情をみますと、今回の法案の対策は完璧ではないと思いますが、非常に大きな進歩だと感じております。都道府県公安委員会に対する届出制や、児童の利用を防止するための措置を採用することで、大きな成果が上がると思います。今後、事業者や民間団体などいろいろな皆様のお力添えをいただかなけれなりませんが、とにかく児童の被害が問題となっておりますので、法案を是非早く提出し、国会で成立させていただきたいと考えております。

(以上)