泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年12月24日

(平成19年12月24日(月) 10:34~10:41  於:合同庁舎5号館 305号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議では、「平成20年度一般会計歳入歳出概算」を決定いたしました。それから、「独立行政法人整理合理化計画」についても決定をしたところであります。
 また、参議院の藤末健三議員から提出された質問に対する答弁書について決定をいたしましたが、これは、長崎県佐世保市における散弾銃使用殺人事件の被疑者に対する猟銃の所持の許可に関する事実関係等について、答弁するものであります。
 総務大臣からは、機構定員の審査結果についてお話があり、4,122人の定員の純減を行ったということでした。警察庁については、重点的に配分をいただき、50人の純増を認めていただきました。政府を挙げて総人件費の削減に取り組む中で、この増員が政府案に盛り込まれたことは、FIUの機能強化、組織犯罪対策、国際テロ対策等の治安対策の重要性について深い御理解をいただいた結果であると考えております。
 それから、先ほど触れました「独立行政法人整理合理化計画」について、渡辺行政改革担当大臣から発言がございました。防衛大臣からの「次期固定翼哨戒機の整備」などについて御発言がございました。
 閣僚懇に入って、冬柴国土交通大臣から、観光庁などについてお話がございました。

2.質疑応答

(問) 警察庁の平成20年度予算をどのように評価されていますか。
(答) 警察庁は当初から約2,730億円の内示をいただき、既に19年度の予算額を上回ったということで大変感謝していたわけですが、さらに復活折衝で、2億3,000万円という、これからの警察にとって重要な政策の一つになると思われる事柄をお願いし、認めていただいたわけであります。具体的には、証拠品をより適正整理するためにICタグを活用することや、交番、駐在所と警察署、都道府県警察本部が地域警察官の行動の情報を共有するシステムを構築すること、実戦的な訓練を推進することについて、予算を認めていただきました。
 サミット警備に関する予算についてもご配慮もいただきましたし、50人の純増員も認めていただいたということで、このような予算を執行できるならば、治安の維持を担う私どもとしては心強い限りです。

(以上)