泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年11月6日

(平成19年11月6日(火) 8:53~8:57  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 本日の閣議では、衆議院の西村真悟議員から提出された寺越昭二氏、寺越外雄氏そして寺越武志氏の拉致認定に関する質問に対する答弁書を決定いたしました。本件は、寺越昭二氏外2名の拉致認定に関する政府の対応状況等について、主として、事実関係を答弁するものであります。
 それから、政令の改正で、新潟の中越沖地震で激甚災害の指定をしておりましたけれども、今回、公営住宅の建設に際しての激甚災害指定の要件が整いましたので、追加適用することとなりました。これによって公営住宅、これは被災された方々で、経済的にお困りの方々に入っていただく住宅ですが、公営住宅の整備に対して、従来ですと3分の2の補助を4分の3にかさ上げをするということでございますので、現地での建設が円滑に進むと考えているところでございます。
 もう一つ、法務省から「平成19年版犯罪白書」が発表されたということで法務大臣から御発言がございました。

2.質疑応答

(問)自民党と民主党の連立のやりとりなのですが、この間の経緯について閣僚の一人としてご所感を。
(答)福田総理と小沢代表のお話の件ですか。私自身は、やはり総理も小沢代表も国益、国のありようについて大変御心配をなさっておられるのだろうと。その打開策をお考えになる中で、あのような党首会談が持たれたと考えております。というのは、ご承知のように、ねじれた状態の中で法案の成立がはかどらないという状況が目の前にあって、しかも、来年の通常国会を考えても、その条件が変わるわけではないわけですから、ここは虚心にお話し合いをして、打開策をねろうとされたのではないかと。言われておりますような個々の法律案がどうこうということはもちろん大きなテーマだと思いますけれども、国民の期待に政治が応えきれない状況を打破しなければならないというお考えが一番強かったのではないかと思っております。

(以上)