泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年10月26日

(平成19年10月26日(金) 8:49~9:01  於:衆議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。本日の閣議では、衆議院の鉢呂吉雄議員から提出された最近のけん銃発砲事件等の警察捜査に関する再質問に対する答弁書を決定いたしました。本件は、北海道で発生したけん銃発砲事件の初動捜査、けん銃に係る捜査に関する統計、けん銃に係る捜査の体制等について答弁するものでございます。
 全国知事会について総務大臣から、新型インフルエンザ対策について厚生労働大臣からお話がありました。国民生活担当大臣から、「平成18年度犯罪被害者等施策」についての御報告がございました。官房長官から、インフルエンザ対策について御発言がございました。
 閣僚懇に移りまして、総理から、国・地方の定期意見交換会の開催について御発言がございました。これを受けて、官房長官からそれぞれテーマに応じて各大臣に協力依頼をするので出席していただきたいというお話があった次第でございます。
 国民との対話については、上川少子化対策担当大臣が、埼玉で「上川大臣と語る希望と安心の国づくり」という名称で開催をされるという報告がございました。

2.質疑応答

(問)韓国で金大中事件の調査報告書が公表されましたが、これを受けて、日本警察の捜査はどのようになっていくのでしょうか。
(答)ご承知のように外交的・政治的決着が図られた過去があるわけですが、警察としては、特定の人物については(公訴)時効が成立していないという立場をとり続けており、この点は今回の発表でも変わりません。
 韓国が日本政府にどのように対応するかということにも関わってくることですが、基本的には、今後とも情報収集と捜査を進めなければならないと思っております。
(問)資産の内容についての質問ですが、この制度の意味についてのお考えをお聞かせ願いたいと思います。
(答)これは、国民の政治不信といってはちょっと言い過ぎかもしれませんが、政治家とお金の問題については非常に関心を持っていただいていることで、我々が普段、内閣でこういうことをやっていこうという、いわゆる閣僚の政治規範の中で定められたことでありますので、こういうことをきちんとやらせていただくことによって、国民の皆さま方が政治家に対する不信を取り除くことができるのであれば、私は対応していくべきことだと。自分たちで決めたことでもありますし、そのことによって政治への信頼を取り戻せる一助になるということであろうと思いますので、積極的に開示をしていきたいと思っております。
(問)御自身の資産の内容についての御感想は。
(答)私は本当に自分の住むところだけ、極端なことを言いますとそれだけしかないわけでございまして、これが恐らく増えることはないだろうと思っております。
(問)今、政治資金については見直しが進んでいると思うのですが、閣僚の参加の方法について、何か改善をする意味はあるとお考えでしょうか、それとも別に必要はないのでしょうか。
(答)私自身は、最初に申し上げましたように、そもそもの目的が政治家への不信感を取り除く一つの手段だと、これですべてだとは思いませんけれども、今の仕組みを変えさせていただいた方がいいという、そういう具体的な思いはありません。国民がこれでいいのではないかと思っていただけるのであれば、このとおりやったらいいし、もう少しこういうことを明確にすべきという御意見があれば、それは検討したらいいのではないかと思います。

(以上)