泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年10月12日

(平成19年10月12日(金) 9:29~9:34  於:合同庁舎5号館 305号室)

1.発言要旨

 おはようございます。今日は閣議では法律案が決定されまして、「電気用品安全法の一部を改正する法律案」、「気象業務法の一部を改正する法律案」など4件ございました。
 本日の閣僚懇では、自殺対策担当の岸田国務大臣から「最近の自殺問題、特にサイトを使った自殺の問題に対応しなければならない」という発言があり、少子化対策担当の上川国務大臣からも「有害情報から子どもを守るため、海外の状況等も調べて対策を検討している」という話がございました。
 私からも、「有害情報については、インターネット・ホットラインセンターを活用して開設者やプロバイダーに削除をお願いしているが、全て応じていただけるわけではないので、なお対策が必要と思う」というお話をいたしました。
 これらに対して総理からも、「命を軽視する風潮があることが問題であって、自殺者が3万人を超える現状を打開しなければならない」というご発言がありました。自殺に対して政府として対策を取る必要があるという認識で、ほぼ各閣僚が一致したのではないかと思っております。

2.質疑応答

(問)インターネット上の有害情報の法規制について、大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)現在流れているインターネット上の有害情報については、私自身としては、影響が大きすぎるので、これを止めることができればと思っております。子どもさんへのフィルタリングの導入という最低限の自衛策を、保護者の皆さま方に是非やっていただかなければならない。その上で、新たな有害情報対策について何か良い知恵がないかと思っております。「表現の自由」との兼ね合いでは、「表現の自由」は非常に大切なことだと思いますが、命が損なわれたり、犯罪に直結しかねないような事柄が世の中に放置されているということは、異常ではないかと思っています。
(問)イランで日本人学生が誘拐されたということですが、閣議で何かお話はありましたでしょうか。
(答)今日は、特に何もお話はございませんでした。

(以上)