泉内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年8月31日

(平成19年8月31日(金) 10:22~10:29  於:合同庁舎5号館 305号室)

1.発言要旨

 閣議では、東ティモール国際平和協力隊の派遣期間を平成20年2月29日まで延長することが決定されました。
 大臣発言として、与謝野官房長官から「常陸宮正仁親王 同妃両殿下のフランス国御旅行」についてございました。
 私からは、総合防災訓練について、8月30日から9月5日の1週間、防災週間として全国で防災に関する各種の行事を行います。9月1日は防災の日です。関係閣僚あるいは各機関ともに御協力をいただき、さらに、静岡県総合防災訓練等々での訓練会場における政府調査団を派遣する予定であるということも申し上げ、各機関の御協力をお願い申し上げたところでございます。
 増田総務大臣から労働力調査の結果について、完全失業率、消費者物価等について、舛添厚生労働大臣から有効求人倍率について、それぞれ御発言があったところでございます。

2.質疑応答

(問)東ティモールへ文民警察官の二次隊が出発しておりますが、現地では投石の騒ぎ等が起きているようです。文民警察官の安全確保について、ご所感がございましたらお聞かせください。
(答)東ティモール国際平和協力業務については、関係国や国連から高い評価を受けており、日本としても当該国の平和維持のために必要であるということで、我々も来年2月末までの延長を了解したところでございます。安全確保は従来どおりきちんとやっていかなければなりませんが、大変多くの国々に感謝されているということでございますので、派遣をされた皆さんには一層精励をしていただきたいと思っています。
(問)先日の立川の事件で、自殺した巡査長に5割増で退職金が支払われるということなのですが、これについてどのように考えられるかと、このような場合の退職金の在り方について、ご所感がございましたらお聞かせください。
(答)立川の事件は、再三申し上げていますように、本当に許されないことだというのが基本的な考え方です。しかし、現在まだいろいろな調査を続けているところでございまして、その結果を踏まえて適正な判断をしなければならない。今ここで申し上げることは、差し控えさせていただきたいと思います。
(問)国民の方から、「このような場合でも支払うのか」と疑問の声が上がっているようですが、それについては何かご所感はございますでしょうか。
(答)都民の皆さん、国民の方々からいろいろな声が出ていることは承知をしております。そのようなことを踏まえて、適切に対応されるのだろうと思います。とりあえず昨日、署長会議が開催され、警視総監の考え方を徹底していただいたと思います。いろいろなご批判をいただいていることは、重々承知をしておりますが、このような事例が再び起きないように体制を整えることが、まず大事だと私は思っておりまして、「再発しない体制」をどのようにするかということに、当面は全力を挙げていただきたいと思っています。

(以上)