岸田内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成20年5月23日

(平成20年5月23日(金) 9:03~9:11  於:中央合同庁舎4号館819号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議では、一般案件が1件、国会提出案件が19件、法律の公布が5件、法律案が1件、政令が3件、報告が1件、配布が2件ありました。
 今日は私の方から2つございます。
 まず1つ目が、お手元の資料のとおり、本日の閣議において、科学技術白書が閣議決定されました。私からは、環境エネルギー技術を始め、他国の追随を許さない革新的技術を中心とした研究開発等を強力に推進し、科学技術の国際競争力を高めるとともに、その成果を社会に還元してまいりたい旨申し上げ、関係閣僚の御協力をお願いいたしました。
 詳細につきましては、科学技術政策・イノベーション担当までお問い合わせください。
 2つ目は、本日の閣僚懇談会におきまして、私から「後部座席シートベルトの着用の徹底について」発言をいたしました。「後部座席シートベルトの着用」については、「飲酒運転の根絶」及び「自転車の安全利用」とともに、昨年7月に、道路交通法の改正を踏まえ、交通対策本部において政府一体となって取り組むことが決定されたところであります。今般、6月1日から改正道路交通法が施行され、運転者は後部座席の同乗者についてもシートベルトの着用なしに運転してはならないこととなります。閣僚各位に対し、今後とも取組の推進に御協力いただきますようお願いをいたしました。
 詳細については、共生社会政策担当までお問い合わせください。
 私からは以上です。

2.質疑応答

(問)今回の消費者行政推進会議で座長素案が出されていましたけれども、大臣の素案に対する評価をお聞かせください。
(答)今回で消費者推進会議、7回目でありましたが、佐々木座長におかれましては、これまでの議論を踏まえて、大変御努力をいただきまして、素案を提出していただきましたこと、大変感謝をしております。この素案をたたき台として、7回目の会議におきましてもいろいろな御意見が出されました。こういったものもしっかりと参考にしながら、取りまとめに向けて引き続き御努力いただきますよう、心からお願いを申し上げたいと思っています。
(問)素案の段階では、移管する法律を具体的には示していないのですけれども、最終報告には盛り込むべきだというふうに大臣は思われますでしょうか。
(答)これは推進会議の委員の皆様方のご判断でありますが、盛り込むべきだという意見もあったと記憶しております。これからの議論の結果、盛り込むという御判断がなされることもあり得るのではないかと考えております。
(問)大臣は、必要があれば閣僚折衝に臨むという考えを示されていましたけれども、今週、今日で週末ですけれども、今日から閣僚折衝に臨むお考えですか。
(答)今日も委員会が幾つも動いておりまして、日程調整で大変苦労しておりますが、ぜひ今日から1つでも2つでも始めたいということで、今調整をしております。
(問)閣僚折衝はいつごろまでに終わらせるというメドはあるのでしょうか。
(答)現在、日程調整で苦慮している状況ですので、それがいつまでに完了するのか、できるだけ精力的に、早目にやりたいとは思っていますが、今の段階でいつまでに完了するか、明らかな日時は申し上げづらいと感じています。
(問)宇宙基本法の成立について御所感をお聞かせいただきたいのですけれども、特に、戦略本部の事務機能とか宇宙政策の立案機能を内閣府に移すことが述べられていると思うのですが、その内閣府の機能等に関するお考えも含めて教えていただければ。
(答)関係議員の御努力によりまして、この宇宙開発利用を国家戦略と位置づけ、総合的、また計画的に推進する旨を規定した宇宙基本法が成立したことは、大きな進展と認識をしています。政府としましては、この法律が施行されましたら、法律に従って宇宙開発利用の推進に取り組んでいきたいと思っております。
 それと、もう一つ組織の話ですね。法律の附則の中で、法律が施行されてから1年を目途に、内閣府に宇宙開発戦略本部に関する事務の処理を行わせるために必要な措置を講ずる、それから、行政組織のあり方等についても検討等を行う旨が規定されていると承知をしております。具体的な内閣府における組織のあり方については、法律の施行状況を踏まえ、名称や形態も含め、今後検討すべきものだと考えております。

(以上)