渡辺内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年6月5日

(平成19年6月5日(火) 8:59~9:05  於:内閣府本府 522号室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 本日の閣議前、赤城新農林水産大臣が待合室の入り口で立って各閣僚にごあいさつをされておられました。何となく座がなごんだような雰囲気がございました。気のせいか、閣議前の待合室は笑顔の閣僚が多かったように思いました。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答

(問)内閣支持率が低迷する中で、国会運営が注目されていますけれども、大臣としては国家公務員法に特に注目されておりますけれども、どうお考えでしょうか。
(答)支持率の問題は、確かに急落はいたしておりますが、年金問題については粘り強く、かつ適切に、なぜこういう問題が起きたのか、そして今現状はどうなっているのか、どういう対策を政府としてはとったのかを説明していく必要があるかと思います。誤解に基づくところもあったりすると思います。例えば、 5,000万件、5,000万口座というのを、5,000万人と勘違いをなされておられる方もいらっしゃると聞いています。したがって、こういう誤解を解いていくこと、心配ございませんよということを説得していくことだと思います。いずれにしても、粛々と仕事を進めていくということが大事だと思います。例えば、私の担当でいきますと、公務員制度改革、行政改革、こういうことをきちんと仕事をやっていく、使命を果たすということによって、支持率というものは味方をしてくれるようになるのではないでしょうか。
(問)社会保険庁の関係で、解体6分割した後の組織とか人員の問題を御担当されているかと思いますけれども、改めて今の社保庁の職員を採用する基準についてどのようにお考えでしょうか。
(答)一人一人の職員の雇用については私の担当ではありませんが、昨日も申し上げましたように、漫然と全員機構の方に移るということではないと思っています。したがって、きちんと今の現状から過去の失敗をどう払拭し脱却していくか、まずはこれに取り組んでもらう必要がございます。そして、私の方の担当としては、どれくらい民間に任せていくのか、どういう切り分けをやるのかということを担当するわけでありますから、その点はシビアに考えていきたいと考えています。
(問)今後の国家公務員法の改正案なんですけれども、粛々とやるということですけれども、会期延長論も取りざたされていますが、大臣としては今後の進展をどのように望まれる考えでしょうか。
(答)これは先週採決を見送った段階で円満に審議を進めていくという合意がなされたと聞いております。今週に採決はしていただけるんだろうと思っておりますが、当然参議院の方でも見通しを持ってそのような合意がなされたと理解をしておりますので、あとは国会対策、議院運営委員会の方にお任せをしたいと思います。
(問)今の関連で、会期延長については必要はないというか、必要はあるとお考えでしょうか。
(答)ですから、粛々と審議を尽くすということが大事なことであって、今から会期延長ありきということではないと思います。会期延長というのは国会がお決めになることでございますので、私の方からそういったことに言及するつもりはございません。いずれにしても、今国会での成立という強い決意を我々はかねて申し上げているわけでありますから、具体的に国会運営をどうするかというのは国会対策委員会、あるいは議院運営委員会の方にお任せをしているわけであります。

(以上)