菅内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年3月6日

(平成19年3月6日(火) 8:50~8:55  於:参議院議員食堂前)

1.発言要旨

 おはようございます。閣議でありますけれども、一般案件、国会提出案件等、いつものとおりのものであります。
 閣僚懇談会で、私から、夕張市の財政再建計画の同意及び地域の振興への協力について、関係閣僚にお願いをさせていただきました。
 以上です。

2.質疑応答

(問)夕張市の件ですが、先ほど同意書を手渡されました。改めて、計画についての評価をお願いします。
(答)夕張市議会で議決をされて、徹底した歳入歳出の見直し、それと、地域の事情の中で子どもやお年寄りにも配慮した、ある意味ではギリギリの判断の下に策定された財政再建計画書であるというふうに思っています。そして計画的に赤字を解消できると、そういうふうに思いましたので、同意をしました。私自身、昨年の暮れに、同意するに当たって、是非自分の目で、自分の感覚で夕張市を見てみたいということで夕張市を訪問し、様々な市民の皆さんと懇談をし、夕張市民の、自分達の夕張市は自分達でつくっていこうという意気込みを強く感じましたので、そういうものも参考にさせていただきました。そして、北海道が、夕張市を含めて北海道全体のことがよく分かっていますので、北海道と連携を取りながら同意をしたということであります。
 是非、夕張市民の皆さんには、住み慣れた夕張市で、私は将来に希望を持てる再建計画であるというふうに思いますので、住み続けていただいて、そして、自分達の夕張は自分達でつくり上げるのだと、そういう熱い思いの中でこの計画が着実に実行されて、できる限り早く再建できるように期待をしたい、こう思っています。
(問)国としては今後どういう支援をしていくお考えでしょうか。
(答)やはり夕張市の実態というのは北海道が一番よく分かっていますから、北海道が支援するものを国も連携をしながら支援をしていきたいと、こう思っています。
(問)大臣、先週金曜日の生田総裁の人事ですけれども、生田総裁の御発言と大臣の御発言と、全く違うんですね。これはどういう理由なのでしょうか。
(答)全く私は違っていないというふうに、思っています。この前、申し上げましたけれども、懸念されていたシステムが10月1日にスタートできることになったと。そして、御本人の任期が3月31日でありますので、それについて大臣に委ねたいと。これは当然のことだと思いますので、そういう申し入れがあったので私が決断をしたと、そういうことであります。
(問)あくまでも、生田さんに辞めてくださいと、そう言われたということではないのですね。
(答)3月31日の任期で、今後のことについて大臣に委ねたいと、そういうことです。それを受けて私が新しい総裁を、10月1日から民営化をスタートさせるに当たって何が一番大事かということを、私なりにこれは非常に考えました。国鉄の民営分割がうまくいきましたですね。何故うまくいったかということを私なりに検証し、当時、国鉄再建監理委員会の皆さんが、全部それぞれの会社に入ってスタートしましたから、やはり継続性というものを私は大事にして今回の人事を判断したと、そういうことです。

(以上)