高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年5月11日

(平成19年5月11日(金) 8:51~8:57  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 本日の閣議は、一般案件が2件、国会提出案件が14件、法律の公布が8件、政令が1件あり、私どもの主請議はございませんでした。
 私からお知らせですが、今日5月11日から20日までの10日間、「春の全国交通安全運動」を実施しているところですが、運動の中央行事として、来る5月14日に文京区立昭和小学校におきまして、「平成19年春の全国交通安全運動中央大会」を開催します。今回の運動は、「子どもと高齢者の交通事故防止」をテーマとして、当日は溝手国家公安委員会委員長と私などが出席し、新入学児童に対する横断歩行訓練等を実施する予定です。
 次に、本日の閣僚懇談会において、塩崎官房長官と若林環境大臣から夏季の軽装について開始宣言がございました。これに関連して、お手元にお配りしたように、私から夏季の軽装の選択肢の一つとして、各閣僚にかりゆしウェアを着用していただくよう提案して、安倍総理からも6月1日の閣議において、各閣僚はかりゆしウェアを着用するようにという旨の御発言がございました。私としては、地球温暖化防止等に寄与することに加え、沖縄を担当する大臣として、沖縄の地域産業の活性化のためにも、これを機に、かりゆしウェアがさらに普及することを期待しております。国民の皆様におかれましても、ぜひ夏季の軽装の先進とも言える沖縄のかりゆしウェアを着用していただき、その彩りの豊かさと清涼感で日本の暑い夏を乗り切っていただければと思っております。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)クールビズのかりゆしウェアに関して、安倍総理は沖縄での選挙応援演説で、かりゆしの日というタイトルをつけておられましたが、その様に呼んでよろしいですか。
(答)閣議では、その様な表現はなかったと思います。6月1日の閣議で、閣僚の皆様に着用していただきたいということでございました。
(問)大臣としては、かりゆしの日という名前を付けるということはいかがでしょうか。
(答)面白いですね。閣議前のカメラ入りの際に、新聞の方にも写真をしっかり撮っていただきたいと思います。政府調達というわけではありませんが、閣僚の自己負担でお買い上げをいただきます。皆さんのセンスも問われるかと思いますが、なかなかいい光景になると思いますので、広報方よろしくお願いいたします。
(問)かりゆしを普及させるために考えている取組等はございますか。
(答)昨年度からの取組であり、来年度に向けて続くのですが、かりゆしウェアがオフィスで着て違和感がない、オフィスになじむように、特にデザインについて、工夫して欲しいということで支援する事業を行っております。かりゆしウェアが普及する上でとてもよい取組だと思っております。
(問)教育再生会議で子育てに関する提言の発表を予定していましたが、政府内からも反対の声が出るなど、見送られる方向になりました。高市大臣は子育てに関する提言の是非についてどの様にお考えでしょうか。
(答)提言が正式に取りまとまって発表されるとは、現段階では私は聞いておりません。
(問)政府内部からも事細かな提言をするのはいかがなものかという声も出ていますが、大臣のお考えはいかがでしょうか。
(答)本来、子育てというのは、子供の最初の教師と言われる親御さんが責任を持って行うべきものと思います。ですが、一部子供のしつけが十分にできていないとか、若い親御さんからもどの様にしつけていいのかわからないとかという声があるのも事実ですので、あくまでも再生会議に集まっておられる民間の有識者の方々がこの様な形でどうだろうかということで、国民に向けて御意見を仰るというのは、私は良いのではないかと思います。法律事項や、制度として御家庭に介入する形のものになる訳ではないと理解しております。
(問)閣僚懇談会の発言は、クールビズについての官房長官、環境大臣の御発言と、大臣の御発言だけですか。
(答)官房長官、環境大臣、私の後に総理の御発言がございました。
(問)総理の発言は、閣議でかりゆしウェアを着用するということですか。
(答)6月1日の話です。
(問)それ以外、特に他の大臣から発言はありましたか。
(答)他の大臣からはございません。今申し上げた大臣からだけです。

(以上)