高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成19年2月9日

(平成19年2月9日(金) 8:46~8:51  於:院内内閣記者会)

1.発言要旨

 閣議は、一般案件が3件、国会提出案件が15件、法律の公布が1件、法律案が11件、政令が1件あり、私どもの主請議はございませんでした。 
 本日の閣議で閣議決定をされた「駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案」に関連して、閣僚懇談会で私から発言しました。在日米軍の再編を着実に進めていくには、何としても地元の御理解と御協力が必要だと思います。再編関連振興特別地域整備計画に基づく事業の推進に当たり、既存の沖縄振興計画に基づく事業の計画的な実施に影響が出ないように、着実に推進されるように特段の配慮をお願いしたい旨を私から申し上げました。
 こちらからは以上です。

2.質疑応答

(問)地元の理解が十分とは言えない状況の中で、防衛省が環境アセスメントの入札の募集を始めましたが、大臣はどの様に思われますか。
(答)これは防衛省で御判断いただくことでもありますが、今地元の方と協議されていると報道では承知しております。丁寧に進めていただくということが大事だと思います。
(問)今日、少子化の会議が始まりますが、どの様なことを期待されていますか。
(答)骨太の方針に間に合うようにスタートする訳ですが、「新しい少子化対策」には出ていながら、実施や普及に関して掘り下げの足りない部分を分科会で詰めていくことだと思います。内閣府の意見募集でも、制度はあっても結局社内では使いにくいという声が非常に多いです。また、不妊治療や産前の検診も会社で理解してもらえないという声が非常に多いので、分科会で働き方の改革や社会全体の意識改革などを話し合っていきます。これらは予算措置や法律だけで手当てできるものではないです。基本的には企業にモチベーションを与えることも出てきますが、社会全体で子育ての応援や、子供を産み育てるのは大変だけども素晴らしいというムードをつくっていくことについて、どの様な方法があるのかの議論も行われると思います。
 私が個人的に大変期待していますのは、運用改善について内閣府ホームページにたくさんの御意見をいただきましたが、点検・評価の分科会で運用改善も扱っていただける見通しですので、たくさんのお知恵をお借りしながら、着実に皆様のお声を改善に向けて反映できるといいと思います。大いに期待しています。

(以上)