高市内閣府特命担当大臣記者会見要旨 平成18年12月12日

(平成18年12月12日(火) 9:45~9:52  於:合同庁舎4号館 会見室)

1.発言要旨

 本日の閣議は一般案件が1件、国会提出案件が9件、法律の公布が5件、政令が5件あり、私どもからの主請議はございませんでした。
 一昨日、仲井真沖縄県知事が就任されましたので、一言申し上げます。昨日、仲井真知事が就任記者会見において仰っておられましたが、沖縄県は失業率の問題や産業振興、普天間移設に伴う基地問題など、様々な課題があります。仲井真知事が、沖縄振興計画の道筋や稲嶺県政を継承しつつ着実に取組を進められ、知事の言葉をお借りしますが「沖縄の大発展」が実現されることを期待しております。私も仲井真知事と力を合わせ、沖縄の抱える諸問題の解決のために取り組みたいと考えています。
 次に、お手元に資料をお配りしていますが、北方領土を視察する日程について申し上げます。国会のお許しがいただければという前提ですが、来たる12月15日から16日にかけて、根室管内を訪問して、北方領土を間近から視察いたします。その際、元島民、地元関係者の御意見、御要望を直接お聞きする予定です。日程はお配りした資料のとおりです。
 私からは以上でございます。

2.質疑応答

(問)以前に学校の先生たちとの意見交換で、大臣が視察に行くことによって関心が高まるので是非行っていただきたいという要望があったと思います。北方領土の視察をされることにより、どの様なメッセージを発信したいと思われておりますか。
(答)私の仕事である国民世論の啓発運動に対して強い関心を持っていることをお示しすること、元島民、地元関係者の皆様と直接お会いして御意見を聞くことは、現場を大事にする立場として非常に大切だと思います。
(問)児童手当の乳幼児加算の問題ですが、今朝の新聞各紙で加算が実現する方向で調整がついたという報道がありますが、大臣からコメントをいただければと思います。
(答)財源まで含めて、細かく報道していただいておりますが、与党関係者も含めて、私も昨日からあちらこちらに御相談に上がっている最終調整の段階です。具体的に決定したという形で御報告するタイミングではないと思います。ただし、今回は、安倍総理が非常に強いリーダーシップをとられました。様々な議論があったことも確かだと思います。様々な所で様々な声も伺いました。安倍総理からは、出生率の上昇に向けて、やれることは全部やって、子育てフレンドリーな社会をつくろうという非常に前向きな御指示をいただいたと理解しております。皆様御承知のとおり、小泉内閣の際に全閣僚が賛同して、今年の6月に既に決定された方針です。確かに、児童手当の問題は、財源の手当が出来ないまま世の中に発表されたため、非常に困難な課題です。しかし、乳幼児を抱える御家庭は、父母の年齢が若い場合が多いため、経済的な負担を少しでも和らげる方向で最大限の努力をするようにとの御指示でしたので、今週末も厚生労働省、財務省、内閣府の関係省庁で調整をして、一定の前向きな方向を得られつつある状況です。本日も私は与党の方と御相談をしなければなりませんので、まだ最終調整の段階ということで御理解いただければと思います。
(問)来年度の財源はある程度めどが立ったと思いますが、再来年度以降、財源を確保するとなると税制の問題等も出てくると思います。大臣はどの様にお考えですか。
(答)昨日から走り回っており、本日も調整を続けたいと思います。

(以上)