溝手大臣記者会見要旨 平成19年6月26日

(平成19年6月26日(火) 9:19~9:25  於:警察庁18階第4会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 閣議の一般案件は、「参議院議員の通常選挙の施行公示」についての決定がございました。
 ほかに国会提出案件、政令、人事、それから、「平成19年版国民生活白書」の配布がございました。これらに伴い、閣僚発言がございました。高市少子化・男女共同参画担当大臣から国民生活白書について、麻生外務大臣から「スーダンのダルフール紛争により発生したチャド及び中央アフリカの国内避難民に対する緊急無償資金協力」について、若林環境大臣等から海外出張報告について、それぞれ発言がございました。

2.質疑応答

(問)昨日、政府の銃器対策のプロジェクトチームが、当面の政策を決定したということですが、御所感をお聞かせください。
(答)政策全体の中で警察庁関連事項のボリュームが一番大きいので、(政策を)中心的に支えていかなければいけないという気持ちがあります。
 それから、私の個人的な意見ですが、銃刀法は長い歴史を持っていますが、(銃刀法の罰則等が強化されてきた中で、同法での美術刀剣の位置づけと、他のけん銃、猟銃、刃物等との位置づけに随分と大きな開きが生じているように思います。)少しすっきり整理するのであれば、将来的に美術刀剣は、(銃とは別の法律に位置づけるよう)扱いを変えてもいいのではという感じがしないことはないです。(現在検討中の銃刀法改正においても、銃刀法に位置づけられているものを)一緒くたに厳罰化するのではなくて、美術刀剣のようなものはそうしないというアクセントを付けた方がよいと思います。
(問)刀剣類の規制についても何らかの見直しを検討されるのですか。
(答)国宝級の重要な刀剣と、ヤクザが持っている喧嘩の道具とを同じには扱えないだろうという思いです。

(以上)