溝手大臣記者会見要旨 平成19年3月9日

(平成19年3月9日(金) 9:22~9:29  於:参議院議員食堂)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議の発言でございますが、「エネルギー基本計画の変更について」、甘利経済産業大臣から発言があり、これに関連しまして科学技術政策担当大臣、松岡農林水産大臣から発言がありました。次に、「地方財政の状況」及び「平成19年4月1日以降6か月を一期とする日本郵政公社の中期経営目標及び中期経営計画の認可に関する報告」について、菅総務大臣の発言などがありました。
 閣僚懇談会では、冬柴国土交通大臣から「官製談合防止法に基づく改善措置要求」について発言がありました。これに関して塩崎官房長官からもあったところでございます。
 それから、私の方から防災関係で1つ(申し上げます)。今日の政令の決定の中にあったのですが、特定地域における激甚災害、いわゆる局激の指定で、これはもう既に皆さんには資料をお配りしているかと思いますが、昨年1年間に発生した局地的な災害のうち、延べ69市町村の区域に係る18の災害を激甚災害に指定する政令案について決定をいたしました。これにより、当該災害に係る公共土木施設、農地等の災害復旧事業について、国庫補助率が1割から2割程度かさ上げされることになり、特に地方の円滑な災害復旧に資するものだと考えております。18の災害の内訳ですが、地すべり災害が8、豪雨・暴風雨災害が8、低温と融雪災害がそれぞれ1つずつ、こういう内訳になっております。

2.質疑応答

(問)鹿児島の選挙違反事件の無罪判決が出た件で、控訴を断念ということですが、大臣からコメントをいただければと思います。
(答)いろいろ報告を伺ったり、検討したりしました。控訴断念というのはやむなしと思います。昨日、長官から発表したと思いますが、午前中に公安委員会がありまして、協議をさせていただいた。前回ここでも申し上げたように、反省すべきところは反省し、やるべきことはやるということです。鹿児島県警の本部長というのは、国家公安委員会が任命権者であるわけですが、今はその職になく、警察庁に戻っていることもあって、警察庁長官から文書で厳重に注意をしていただいたという形になっております。公安委員会としても、警察庁に対して、今回の問題点や教訓の反省と、しっかりした捜査への取組みや対策の実現について要望をしました。公安委員会ではそのような議論をしたところであります。
(問)処分については、文書での注意ということですが、大臣としては十分だとお考えでしょうか。
(答)いろいろその点も議論はあったのですが、公安委員会と警察庁の判断が一致したと感じております。

(以上)