溝手大臣記者会見要旨 平成18年11月2日

(平成18年11月2日(木) 9:22~9:29  於:警察庁18階 第4会議室)

1.発言要旨

 おはようございます。
 今日の閣議ですが、法律案、予備費の使用などの決定がありました。
 あとは私ですが、来週(新潟県中越地震の被災地の旧)山古志村(等)に出かける計画を立てさせていただいております。来週月曜日の朝出まして、(当日中に)帰ってくる予定にしております。
 以上です。

2.質疑応答

(問)閣僚の資産公開について2点お尋ねがあるのですが、今回の大臣の資産についての御感想と、現在のこういう資産公開のあり方について、お考えがありましたらお聞かせ下さい。
(答)そうですね。私の資産は少ないです。女房の方が多いから。少ないと思います。
(問)専ら奥様の資産ですか。
(答)そうですね。話せば長い話ですが、私は会社を一回首になっています。一時、無一文になっています。最近は、会社整理してもいっぱい(資産を)持っている人が多いですが、昔は個人の保障制度というのは―それは別に大した金額じゃないのですが、そういう問題がありました。
 それから、こんな制度は、本当はばかばかしい制度だと思っていますが、しょうがない。経緯はよく承知しているつもりです。(政治家が)いろいろなことをやったから、いつの間にかこういう趣味の悪い制度ができたのだろうと思っています。だれが悪いのでしょう、政治家が悪いのでしょう。のぞく人は余りいい趣味じゃないと思います。
(問)制度の改善点とか、それから今度、政務官、首相補佐官の資産も公開対象としていくとお考えでしょうか。
(答)どこまでかというのはなかなか難しいところです。首相補佐官、行政の補佐官、どこで線を引くかでしょう。考えていませんでした。
(問)制度の改善点はいかがですか。
(答)本当はやめれば一番いいと思います。だけれども、やめられないだろう。「やめれば」という言葉は悪いですけれども、こんなことをしなくてもいいようにすればいいと思います。
(問)あえてお尋ねしますが、こんなことはしなくてもいいと、ばかばかしいとおっしゃった理由は。
(答)だれか昔悪いことしたからでしょう。(政治家が)正直にしていたら、みんなだんだん興味なくなるのでしょう。
(問)重ねてのお尋ねで恐縮ですが、奥様の名義のものが多いというのは、大臣が、いわゆる立候補されるときに会社の社長でなくなったからということでよろしいのでしょうか。
(答)そうですよね。立候補じゃなく、市長の時代の話でした。
(問)市長になられた際にですか。
(答)そうです。会社を整理して、私の名義のものは差し押さえられたわけじゃないのですが、道義上、全部債務を帳消しにしてもらうからには、お前の財産も出せよというのが当時の常識だったわけです。私のものがみんななくなったということです。倒産ではなく私的な和議でしたが。

(以上)